撮影日記-新作公開-




















































NO. 615
DATE 10.10
615.えちごトキめき鉄道413・455系 片貝妙高山バック 
2021.07.18 えちごトキめき鉄道 関山-二本木 NikonD850 AF-SNikkor35㎜F1.8 ISO200
  今年度上半期に注目を集めた鉄ネタの一つが旧信越本線、現えちごトキメキ鉄道の413・455系復活急行色だっ
 た。いすみ鉄道のキハ導入で辣腕を振るった鳥塚社長が指揮を執り、JR西日本から車両を購入、整備のうえ国
 鉄急行色で走らせるというのだから堪らない!かつてのボンネット「白山」はもちろんのこと、天気と運用と仕事の
 都合で原色189系の「妙高」すら撮れなかった私にとって、すっかり過去の撮影地と思っていた関山-二本木の舞
 台に魅力的な被写体が登場したのは、まさに福音と呼ぶべき出来事なのであった。
  とはいえ、試運転を経て本運転が始まったのは梅雨も末期のこと。連日の曇天と期末試験・採点業務で出撃の
 機会には恵まれなかった。ようやく現地に向かうことができたのは、7月下旬に梅雨が明けてからのこと。毎年恒
 例で参加させていただいている中国火車撮影家集団の写真展「世界の線路端からⅣ」で突然仰せつかった出展
 者トークライブの収録を終えて、深夜の上信越道を北上した。
  今日はしな鉄の115系も湘南色が良い運用。妙高高原付近で朝の1往復を押さえ、現地で遭遇したかわっぺ氏
 御一行と連隊を組んで片貝のお立ち台に乗り込んだ。8年前のGWにリバイバル「あさま」を撮りに来て以来のこ
 のエリア。初めて見る夏景色は、とにかく棚田の緑のカーペットが目に眩しかった。だが反面、前日クリアに見えて
 いたらしい妙高山は、今日は頂上付近が雲隠れ。それでも通過時刻が近づくにつれて山容が姿を表してきた。
  一縷の望みをかけて35㎜で広めにセット。周囲もそれなりに混み合ってきた頃、遠くから懐かしいモーター音と山
 間に響くタイフォンが聞こえてきた。生憎妙高の山頂は見えなかったが、まずは夏らしい1枚を撮ることができた。





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