撮影日記−新作公開−




















































NO. 61
DATE 07.18
61.EF64 37「あけぼの」 神保原
2009.06.12 高崎線 神保原−新町 NikonF5 AF-SNikkor300oF2.8ED×1.4 RVP100
  ここ数年と同じく今年も入梅前から週末毎に雨天曇天の繰り返し。初夏の“稼ぎ時”にサッパリXが量産できない
 我々は、遅い五月病に悩まされることになった。そんな中、予報に一点晴れマークが輝いたのが6月12日の金曜
 日。平日だって?大丈夫!この時期の神保原なら、夜行3連発のトリを飾る「あけぼの」まで撮っても5時30分。高
 速を飛ばして帰京すれば、出勤時間に余裕で間に合ってしまうのだ!さぁ、辛くも楽しい朝練へ、いざ出撃である。
  千住の★氏邸を経由して、未明の関越を下る。予報の割りにハッキリしない空模様に不安を抱きながら走ること
 1時間半、定番神保原に到着。と、まだ真っ暗だというのにスゴイ車の列!しかも首都圏近辺から遠く関西まで、他
 府県ナンバーの鉄カー大集合である。これはビックリ。とりあえず正面撃ちの構図を狙えるようにハスキー林の一




















































NO. 61
DATE 07.18
 
 端に脚を置いて、暫しの仮眠タイムに入った。
  4時に目覚めると、東の空が赤く染まっていた。やれやれ、どうにか晴れそうだ。だが、油断はできない。薄明か
 りの中では各立ち位置に総勢数十人の鉄集団がめいめい陣取っているではないか!我々も置いていた三脚のも
 とへ。ところが、よく見れば周囲はみんな全国各地で見知った顔ばかり。な〜んだ、長玉ポイントは図らずして全員
 知り合いというオチがついていた。日本は狭い(笑)!
  日の出と共に薄い雲が太陽付近に広がってきた。「能登」「北陸」は全開露出に若干及ばずイマイチ。でも、これ
 らは既に撮ったからまぁよい。本命はこの春からロクヨン牽引の「あけぼの」である。パーイチが幅を利かせる中、
 今や貴重な青い直流機がマークを掲げて晴れ舞台に立つ姿を想像すると、俄然ヤル気も湧こうというものだ。しか
 し、ここで水を差す一報。「今日はザンナナらしいぞ!」一同悪夢のような知らせに意気消沈。「何かの間違いで青
 いの来ね〜かなぁ…」そんなボヤキを他所に、ピカピカのバリ露出でファインダーに現れたのは、やはり憎まれっ
 子、茶釜の37号機であった。この日以来、神保原が晴れたという話は聞かない。青いロクヨン「あけぼの」は、今日
 も私の夢枕で高らかにブロワー音を響かせている…。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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