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605.EF64-1000重連貨物6088レ 糸瀬山入口Sカーブ
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2021.04.15 中央西線 倉本-須原 NikonD5 AF-SNikkor㎜300F2.8VR ISO200
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昨年の初秋にここを極めてから、次はぜひ新緑で再訪したいと考えていた。桜が予想外に早く、山間部を走る路
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線の割には3月末で満開、4月上旬には散ってしまっていたため、これは芽吹きも早いに違いないと創立記念日の
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休みを利用して出撃することにした。箱根の山の色付きから考えると大ハズレはないはずである。
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予報は晴れ、カマは原色重連の予想。未明に家を出て夜明けとともに中央道を下る。甲府盆地までは萌黄色が
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美しかった山々も、標高が上がるにつれて季節は逆戻り。 小淵沢はまだ冬枯れで、木曽路の状況に一抹の不安
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がよぎる。まだ芽吹きには早い伊那谷から権兵衛峠を越えて宮ノ越に出ると、僅かながらに葉が出始めた山々が
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出迎えてくれた。もう一息欲しいなぁと思いながら、標高が下るにつれて状況が好転することに期待して木曽福島、
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上松を過ぎるが、結局木々1本1本を見れば若葉は開いているものの山全体で見ると枯れ枝もチラホラ…という
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気持ち早めの状況で目的地の糸瀬山入口に到着してしまったのだった。
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ま、時期尚早なことについては悔やむまい。また来ればいいだけのことである。とりあえずは春の装いで原色重
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連が頂戴できるのだから、昨秋の作例を手掛かりに、パンタが抜けて道路の標識が全て隠れる立ち位置に三脚を
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立てた。8時50分頃、カーブの奥にライトが光る。春まだ浅き舞台に木曽路の主が轟音を響かせて躍り出た。
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この日から10日あまり、4月下旬に再び休みと天気が重なった。勢い込んで運用を確認するが、原色?とあるだ
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けでカマ番は不明。出撃即断には心許ない。深夜まで待つも詳報は入らず、仕事疲れもあって結局不貞寝を決め
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込んでしまった。しかし…翌朝自宅から激晴れ萌え山の原色重連速報を見て身悶えしたのは言うまでもない。
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