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異とは肝心な時に起きるものである。ファインダーに颯爽と現れたE102はヘッドライト消灯…。周囲の語彙貧弱な
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キッズたちからは死ねだのくたばれだのと罵詈雑言が飛ぶが、行ってしまったもんはしょうがない。悔しくはあるが
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まぁ諦めるしかないだろう。鉄とはそんなものである。
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期待の翌日は、高気圧も過ぎかけで予想以上に不安定な空模様。 1往復目の返しは時間的に最高のスジだっ
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たのに、3時間近く前からいつもの鉄ちゃん仲間で待機したのに、残念陽は射さず惨敗に終わった。こうなったら最
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後の一発に全てを賭けるのみ。構図が難しく人だかりも激しい鉄橋南端は避け、家山発車のストレートで構えてみ
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ることにした。一見建物などでごちゃごちゃしているように見えるが、画面端でカツく切ったり列車で隠したりすれば
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それなりの絵になるはずだ。線路の両サイドに満開の桜を配し、伝家の宝刀サンニッパを構えて列車を待った。
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曇りがちだった空は発車15分前から晴れゾーンに入った。露出はほぼ全開。せめてこれくらいは撮らせてくれ!
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祈るような気持ちでファインダーを覗く。1 灯ライトがホームから動き出したのが確認できた。今日はバッチリ前照
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灯点灯中。桜並木の下を行く桜マークにピントを合わせ、カマの左肩が木製ポールを隠した瞬間、高速連写で狙っ
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ていた絵を切り取った。
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