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抜ける。サンニッパにテレコンを噛ませて420oでバルブ撮影。緩やかにカーブしたホームから長玉で編成のイン
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側を抜くのは、私自身は撮れなかったが函館駅の「はまなす」バルブの要領である。構図はバッチリ。デジなので
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露出もすぐに見当がついた。しかし、ブレる…。何枚切っても、ヘッドライトのビスがシャープに像を結ばない。まぁ、
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こんな超望遠で低速シャッターを切るのだから、ミラーショックの影響は無視できない。うむむ、どうすれば…。解決
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策が見つからないまま、列車は小田原に向けて発車していってしまった。次の185系10連は最終の17号までない。
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さすがに明日の勤務を考えるとそれは無謀である。リベンジを誓い、この日は勇気ある撤退をすることにした。
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それにしても、妙案というのはなぜタイムリーに生まれないのだろうか。帰りの電車の中で気が付いた。ライブビ
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ューモードでシャッターを切れば、ミラーの振動から解放されるではないか!あぁ、これを30分前に気が付いてい
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れば…。まぁ悔やんだって仕方ない、また行けばいいだけの話である。
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悔しさを忘れないうちにと、翌日再び機材を担いで夜の東京駅を訪れた。明日は年度末の有休消化で休みを入
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れてある。狙いは最終列車1本である。前回と同じポジションから同じアングルで機材をセット。間もなく列車が入
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線してきた。改正まであと4日とはいえ、このコロナ禍で深夜の駅に繰り出す者はそうはいない。D5をライブビュー
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モードにし、夜の「湘南ライナー」にそっとシャッターを切った。
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