撮影日記-新作公開-




















































NO. 591
DATE 04.10
591.185系「踊り子3号」 片瀬白田ポータル上 
2021.02.16 伊豆急行 片瀬白田-伊豆稲取 NikonD850 AFDCNikkor105㎜F2 ISO200
  難敵だった竹倉俯瞰をやっつけ、併せて駿豆線北沢林道踏切の富士山バックのカーブも頂戴した。中村踏切の
 ストレートは未履修だが、僅か5連のライトを消した185系をゴミゴミした街中で無理やり撮ることにこれ以上固執す
 る必要はないだろう。斜めストライプの映えるメインステージは、やはり紺碧の海辺を走る伊豆急線内である。翌週
 の火曜休みは片瀬白田を中心に伊豆半島東部を攻めた。
  どうせ撮り始めは午前遅くだからと油断したのがまずかった。京葉道路は錦糸町料金所が通勤渋滞。湾岸線周
 りで首都高に入るも、数ヵ所で混雑に巻き込まれ、石橋から135号で相模湾沿いは走る頃にはそれほど時間的余
 裕はなくなっていた。アップダウンの激しい峠と流れの悪い街中が交互に現れる熱海以南では、伊東市内の4車
 線区間以外ではまるで平均速度が上がらない。ようやく伊豆高原を過ぎてから自分のペースで走れるようになり、
 アングルに着いたのは列車通過の僅か15分前であった。
  場所の見当はついていたが、詳細な立ち位置は把握していない。他府県ナンバーの車が停まっているのを見て
 鉄的嗅覚で踏み分け道を降りるとビンゴ!ポータルの上に数名の先客がいた。バタバタと三脚を立てて機材をセ
 ット。D850は105㎜で水平線を入れ、D800は135㎜で水平線を切り、波打つ海面を強調してみる。2月も半ばに入
 り黄砂や花粉の飛散を警戒していたが、今日は強風のお蔭か視界は非常にクリアである。片瀬白田交換の普電
 が上って行ってしばし、波の音を縫うように懐かしいモーター音が響いてきた。波ザッパ~ンのタイミングで…とは
 ならなかったが、納得の条件で「踊り子3号」を迎え撃つことができた。





撮影日記トップへ