撮影日記-新作公開-




















































NO. 588
DATE 03.15
588.185系「踊り子5号」 片瀬白田俯瞰 
2021.01.19 伊豆急行 片瀬白田-伊豆稲取 NikonD850 AF-SNikkor35㎜F1.8G ISO200
  この日はケーズデンキで年末に発注した冷蔵庫が届く日だった。どうせフィルムと酒くらいしか入れないだろうと
 タカを括っていた13年前、ヨドバシで買った安物のの冷蔵庫は扉の蝶番がバカになるなどもう限界。それにコロナ
 禍で自炊の機会が増えたため、野菜室がないと買い置きの葉物野菜が悉くパリパリになってしまう。というわけで
 自分の中の人間的生活化キャンペーンの一環として、185系より一足先に我が家の家電の置換えが実施されるこ
 とになっていた。が…そんな日に限っていい予報が出ているではないか。一方で出撃できるはずの次の週末は雨
 予報。改正までの課題を抱える身としては、リングに立つ機会が削られるのは実に痛い。悩んだ末に配送センター
 に一報入れて納入日をずらしてもらい、この日も朝から機材を積んで愛車のハンドルを握ることになったのだった。
  狙うは、近年開拓され注目されている竹倉の俯瞰。雄大に広がる裾野まで、富士山を丸ごときれいに写し込める
 のはここくらいだろう。正月に一度チャレンジしたが、冠雪がほぼ皆無だったのと山頂にわずかに雲がかかって再
 履修。今日こそはと東名を西下する。しかし、海老名で見えてきた富士の秀嶺は麓に雲が多め。様子見のため厚
 木から小田厚に入る。Goなら箱根越え、ダメなら伊豆急に逃げるという両面作戦である。果たして…小田原までに
 決断を下し、私は箱根新道ではなく熱海方面135号に進路をとった。
  しかし、伊豆急に相性がいいはずなのに、進めど進めど意外に雲が抜けない。ようやく上空にすっきり青空が望
 めたのは伊豆大川付近から。とりあえず「踊り子」で未達のこの場所に時間ギリギリで機材をセットした。海は広く
 入れたいが、上空には巨大な雲。ならばと広角下振りで構えると、すぐに眼下に見慣れた特急電車が姿を現した。





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