撮影日記−新作公開−




















































NO. 585
DATE 02.20
585.大井川鐡道21000系 塩郷民家脇Sカーブ 
2020.12.31 大井川鐡道 塩郷−下泉 NikonD5 AF-SNikkor500oF4VR ISO200
  12月は狂ったように大井川に通った。青部入線の最もカッコいい角度を求めて、立ち位置をアレンジしては何度
 も再挑戦。 1年で最も陽が低い時期だからこそ、昼のスジ狙いで塩郷−下泉の民家脇のSカーブにも足繁く訪問
 した。1回目は本命の500oタテ構図に加え、色気を出して180oヨコ位置、それに動画と欲張り3丁切り体制を敷
 いたが、予想より早く不意打ち気味に現れた列車に反応が遅れ、肝心の本命カットで動体予測が暴走して撃沈。
 2回目は十分反省の上バッチリ再履修を果たす…はずがまさかの陽炎でピリッとしない絵になった。3度目の挑戦
 でようやく合格点を頂戴したが、その日の15時台の上り角看板のズームカーを同じ場所で撮影し、衝撃が走った。
 真昼のベッタリ順光も悪くはないが、冬至前後の斜光線を浴びた湘南フェイスは何と妖しく魅力的なのだろう。この




















































NO. 585
DATE 02.20
 
 妖艶この上ないライティングで是非とも丸看板を仕留めてみたい。そんな欲求が高まり、2020年最後の1日をまた
 も川根路で過ごすことになったのだった。
  この日は夜明け前に島田金谷ICで関西-D.W.先輩と合流し、朝はいつもの青部入線で近鉄を撮影。次のズーム
 カーを青部−崎平の第2橋梁など普段撮らないところで押さえ、午後の部を塩郷の民家脇で待った。
  Sカーブとはいうものの、撮り方としては2つのカーブの間の直線に編成を載せ、面タテで仕留めるアングルであ
 る。上下左右はほぼパンパン。作例を片手に天地を調整し、まずは13時の近鉄を狙った。が…冬とはいえ日中は
 よほど条件が良くないと陽炎の影響は避けられないらしい。ヘッドライトはシャープなれど「普通」のマークより下は
 モヤモヤという微妙な仕上がりとなった。
  それから2時間、寒風吹き抜ける線路際でひたすら鉄談議。そこへSLの運転もないのに何を撮っているのか?
 と隣家のおばちゃんも談議に加わる。そうこうするうち時計の針は15時を回った。気付けば低く柔らかい西日が辺
 りを照らしている。ファインダーを覗く限り、陽炎もすっかり消えたようだ。間もなく、奥のカーブを切ってゆっくりと半
 面光線の湘南フェイスが画面に姿を現した。木製の架線柱と錆びたパンタが重なって目立たなくなった一瞬を、高
 速連写で切り取る。立体感溢れる丸看板ズームカーは、2020年を締めくくるに相応しい最高の1枚となった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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