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584.大井川鐡道21000系 抜里カーブ
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2020.12.26 大井川鐡道 抜里-家山 NikonD5 AF-SNikkor70-200㎜F2.8E FL ISO200
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15時台の上りを塩郷-下泉の面タテで撮った。渋い斜光線が実にカッコよかった。 ただ、唯一残念だったのが、
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当該列車が角看板のズームカーだったこと。次回はこれを是非とも丸看板で極めてみたい。とはいえ、今日もまだ
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あと1回撮影機会は残されている。家山交換で下り丸看板のズームカーがやって来るはずだ。夕方北に向いて走
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る被写体を迎撃するならこれしかない。サイドギラり狙いで抜里の駅にやって来た。
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駅のすぐ南側、用水路の脇に三脚を立てる。手前に茶畑、線路際には枯れススキ。郷土色と季節感はバッチリ
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で、そこに初冬の夕方の斜光線が射し込む。この角度なら、ちょうど切り位置辺りで車両側面が黄金色に光るはず
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である。70-200㎜をテレ側一杯の200㎜にして画面上端でバックの山並みの稜線を切れば、深く沈んだ背景に輝く
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ズームカーが一層引き立つことだろう。
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秋の日がつるべ落としなら、冬至の時期の夕日は何落としになるのやら。抜里の集落もあちこち影が伸びてきて
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残すはこの大カーブ付近のみになってきた。15時40分過ぎ、SL定番立ち位置の踏切が鳴る。おでこのライトを光
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らせながらズームカーが登場。思い通りの場所で側面をギラつかせ、ゆっくりとファインダーを通り過ぎていった。
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大井川の電車たちは、新金谷発の全線終日、千頭滞泊からの全線終日、朝のみの家山往復の3運用でローテ
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ーションを組んでいる。今日の丸看板は千頭からの運用だった。次回は塩郷の面タテを極めたいので、金谷始発
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の日に再訪せねばなるまい。 陽が短い、すなわち光線が終日低い時期も油断しているとあっという間に終わって
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しまう。数日後に再びやって来ることを誓い、すっかり陽の落ちた川根路を後にした。
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