撮影日記−新作公開−




















































NO. 580
DATE 01.11
580.箱根登山鉄道モハ1・2形108・106・104 大平台出口踏切 
2020.12.06 箱根登山鉄道 大平台−上大平台(信) NikonD5 AFDCNikkor135oF2 ISO200
  この日は磐西で看無し門デフC57の「クリスマストレイン」が走るとの話を聞いてはいたが、予報に疑心暗鬼にな
 り断念。それでも関東が晴れ予報なら、近場でいいからどこかに出掛けないと落ち着かない。8月に引越した新居
 は高台の西端に建つマンションの7階なので、スカイツリーはもちろんのこと、視程が良ければ丹沢山系から富士
 山、秩父の山々に遠く浅間山まで望むことができる。だが、休みの日にこんな眺望を堪能しても心が痛むだけ。鉄
 ちゃんとはかような生き物なのである。未明の星空を確認して、とりあえず東名を西に下ることにした。
  神奈川方面に向かっておけば、候補は「踊り子」、箱根登山、少し戻ることになるが江ノ電…と選択に困らない。
 徐々に明け行く空を見ながら、車の置き場に困る江ノ電を除外、晩秋独特の靄っぽさの残る空気から水平線のヌ




















































NO. 580
DATE 01.11
 
 ケがイマイチと読んで「踊り子」も外し、大平台を目指すことにした。幸い湯本の駅で旧型が運用に入っているのを
 現認。先日三色団子が解体されて赤−青−赤の編成に組み直されたという話も聞いているし、これは緑アタマの
 写真の再履修のチャンスかも!と期待に胸が膨らんだ。
  師走に入ったというのに、箱根の山の中腹はいまだに紅葉が残っていた。特に大平台出口踏切のカーブのバッ
 クはようやく木々が赤く染まり切った感じ。これはいいタイミングだったではないか。しかし、朝一こそ鋭い朝日が射
 し込んだものの、7時半を過ぎると山中から上がった水蒸気が雲となり、大平台界隈は一転曇天模様になってしま
 った。どうせダメならイチかバチかで磐西まで飛べばよかったか…後悔の念がよぎるが、ここまで来てしまったもの
 はしょうがない。雲が去るまでただ座して待つのみである。GPVあらためSCWの予報は一面真っ黒の晴れ予測だ
 し、これはきっと各地で冬型にやられている鉄ちゃんたちから送られた局地的な怨念雲に相違ない!
  目には目を、歯には歯を、念には念を。願いが通じたか、9時を過ぎると太陽は雲ゾーンよりも上に顔を出し、柔
 らかい日差しが燦々と辺りを照らすようになった。赤い紅葉はますます赤く色鮮やかに!よしよし、次は旧型が山
 を登って来る番である。9時半過ぎ、今日の主役104号を先頭にした赤−青−赤編成が大平台駅に入線してきた。
 交換電もないため、スイッチバックですぐに発車。ファインダーに、金太郎塗りからオリジナルカラーに戻った108号
 がゆっくりと姿を現した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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