撮影日記-新作公開-




















































NO. 579
DATE 01.05
579.EF64-1000鹿島貨物1094レ 幡谷踏切 
2020.12.01 成田線 滑河-久住 NikonD850 AFDCNikkor135㎜F2 ISO200
  秋のテーマだった西線貨物は休みと天気と運用の巡り合わせが悪く、さっぱり課題の消化が進まなかった。そう
 こうするうちにもう12月。期末試験の作成のため、休みとはいえ遠征が難しくなった。だが、この日はわざわざ木曽
 谷まで行かずとも、鹿島貨物に原色ロクヨンが登板する模様。天気も上々で、これは持ち帰り仕事の合間にひとっ
 走りして来るにはちょうど良いネタと言えそうだ。
  鹿島貨物の復路には直線に長編成が抜ける良撮影地が多いが、 秋口以降に行きたいポイントとしてピックアッ
 プしていたのが滑河-久住の幡谷踏切。 ロクヨン3往復時代に一度顔面撃ちを撮ってはいるが、シチサンの編成
 写真は寒気雲にやられ、それ以来再戦のチャンスを窺っていたのだった。ところがどっこい、来てみてビックリ!何
 と肝心な切り位置付近に真新しいコンクリポールが立ち、立派な障害物検知装置が鎮座しているではないか…。
  このポイント、こだわらない御仁には実に簡単なのだが、こだわる人間にはどうして結構難しい。綺麗な編成モノ
 を極めるなら、両方のパンタを抜くだけではなく顔の脇に余計なものを入れたくない。当然背後の道路の柵などは
 論外で、さらに小さいとはいえ電柱も見せたくない。となると、これくらいの距離感でちょうど良い180㎜は封印され
 てしまう。是非もなし、ここは135㎜でゆったりめに撮ろう。一番手前のスパン一杯まで引っ張ればパンタ2丁は余
 裕で抜けるし、電柱も全て隠れてくれる。これでどうだ!?
  通過20分ほど前から太陽周りに漂っていた雲がようやく過ぎ去った。昼時でも柔らかい初冬の日差しが降り注ぐ
 中、踏切が鳴る。積載は…満載!檜舞台を行く原色ロクヨンセンに惚れ惚れしながらシャッターを切った。





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