撮影日記−新作公開−




















































NO. 577
DATE 12.25
577.箱根登山鉄道モハ1・2形104・106・109 大平台入口踏切 
2020.11.22 箱根登山鉄道 大平台−出山(信) NikonD850 AFNikkor180oF2.8 ISO200
  この日も紅葉がまだ残っている箱根へ出撃。早朝の湯本で旧型が発車していくのを確認したので、朝一番は緑
 アタマを覚悟の上で、彫刻の森駅前のストレートにて紅葉と絡める構図を脳内に描いた。駅前ローソンで関西-D.
 W.先輩と合流。しかし、現地を確認して驚いた。線路の南側の崖が高いのと太陽の上る方角が思ったより悪いの
 とで、線路はいまだ影の中。この調子だとせっかく葉の色付きは鮮やかなのに、この区間は終日影ドボンで終わり
 そうな雰囲気である。撤退!すぐにいつもの大平台まで山を下った。
  まずは上大平台(信)のすぐ上にある荏原踏切で湯本に下る列車を1枚。その後は木々の影が抜けるのを待って
 大平台入口/出口踏切に移動した。だが、順光側にばかりこだわると、いつまで経っても冴えない緑の109号しか




















































NO. 577
DATE 12.25
 
 撮ることができない。ふと入口踏切から湯本方を見ると、どうせ終日陽は当たるまいとノーチェックだったストレート
 に、いい感じの逆光で光が差し込んでいた。後光が射すかのようなオーラ光線で紅く染まった木々が浮かび上が
 る。これで朱い104号先頭ならかなりイイ雰囲気である。早速D850に180oの組み合わせで構図を整えてみた。
  最初のチャンスは10時台に湯本に下る電車。 後追いではあるが、フィルム時代と違いコストは気にしなくてよい
 ので切っておいて損はない。 だが、モニターで確認すると切り位置がイマイチしっくりこなかった。やはり本命は折
 り返し山を登って来る強羅行きだろう。待つこと1時間弱、心配していた運用差し替えもなく、旧型3連はゆっくりと
 急勾配を登坂してきた。SE車からLSEまで続いた伝統のロマンスカラーを模したというグレーとオレンジに身を包
 んだ、シル・ヘッダー付き1灯ライトの無骨なオールドタイマー。ベルニナだアレグラだと小洒落た愛称を持つ新型
 電車がいかに台頭しようとも、やはり箱根のヌシと言えば彼らしかいない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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