撮影日記−新作公開−




















































NO. 574
DATE 12.04
574.富山地鉄175・14774・14773「立山号」 千垣入線 
2020.11.01 富山地鉄立山線 千垣−横江 NikonD5 AFNikkor180oF2.8ED ISO200
  9月末に曇りベースの予報からまさかの逆転勝利でロクヨン貨物を極めて以来、疫病神に出会ったかのように突
 如運から見放されてしまった。事前に情報が公開されたDD51代走「やまぐち号」は部活と重なり、試合会場からネ
 ットに流れる参戦者の勝鬨の声を聞くのみに終わった。翌週の「カシオペア信州」は聖高原の青柳城址を彷徨うう
 ちに一人負け。転戦した黒姫バックの湘南色まで曇天でやられるとは、一体どれだけ祟られているのだろうか?
  それでもめげずに、翌週は眼氏プロデュースの富山地鉄イベントに出撃した。 天気は快晴翌日の晴れのち曇り
 予報ゆえあまり期待できないが、東急ステンレス車の導入が相次ぐ中、白とグレーのオリジナルカラーを纏った車
 両を狙って撮れる機会はどんどん減っている。打率を考えると、氏のお誘いに乗らない手はなかった。




















































NO. 574
DATE 12.04
 
  土曜の仕事を終えてから最終の北陸新幹線でいざ富山へ!某キャンペーンのお蔭で往復交通費程度の額でホ
 テルが付いて、さらにクーポン券まで配られる。物事の道理ではなく「お得」か「お得でないか」で全てが判断される
 下品な世相に眉を顰めつつも、始まっちまったものは仕方ない、これもまた私が納めた税金の還元分と考え、悔し
 いながら流れに乗ることにした次第である。
  翌朝、国内鉄ちゃん行では珍しくベッドで目覚め、駅前で関西-D.W.先輩と合流。イベント列車一発目のハイライ
 ト、立山線の岩峅寺以遠を目指した。前日入りして各所をロケハンしていた先輩によると、当該列車は千垣入線の
 カーブがバリ順マーク強調には最適であるとのこと。日の出前にさしてアングルの無い所を往復する行程は全て捨
 てて一発勝負に賭けた。8時半を過ぎると、早朝から広がっていた薄雲が取れて太陽周りはクッキリ青空に。さぁ
 来い!間もなく「立山号」の看板を引っ提げて、地鉄顔の175を先頭にした編成がファインダーに飛び込んできた。
  しかし、この後は心配していた通りの展開に。過ぎ去る高気圧はパワーが弱い。あっという間に県下一帯雲に覆
 われ、露出も色味もなくなった。 仕方なく宇奈月温泉方面の山岳地帯をモノクロで狙ったり、浜加積のボロボロの
 木造駅舎を絡めたりと苦肉の策を連発しつつ、夕方まで白い電車を堪能したのだった。先輩と別れて後は新幹線
 に乗るばかり。だが、この僅かな時間に6000円のクーポンを使い切らねばならない。選択の余地なく、夕食用に特
 上鱒寿司2000円也と高級地ウィスキー4000円也を仕入れてE7系の客となったのだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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