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土曜の仕事を終えてから最終の北陸新幹線でいざ富山へ!某キャンペーンのお蔭で往復交通費程度の額でホ
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テルが付いて、さらにクーポン券まで配られる。物事の道理ではなく「お得」か「お得でないか」で全てが判断される
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下品な世相に眉を顰めつつも、始まっちまったものは仕方ない、これもまた私が納めた税金の還元分と考え、悔し
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いながら流れに乗ることにした次第である。
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翌朝、国内鉄ちゃん行では珍しくベッドで目覚め、駅前で関西-D.W.先輩と合流。イベント列車一発目のハイライ
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ト、立山線の岩峅寺以遠を目指した。前日入りして各所をロケハンしていた先輩によると、当該列車は千垣入線の
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カーブがバリ順マーク強調には最適であるとのこと。日の出前にさしてアングルの無い所を往復する行程は全て捨
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てて一発勝負に賭けた。8時半を過ぎると、早朝から広がっていた薄雲が取れて太陽周りはクッキリ青空に。さぁ
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来い!間もなく「立山号」の看板を引っ提げて、地鉄顔の175を先頭にした編成がファインダーに飛び込んできた。
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しかし、この後は心配していた通りの展開に。過ぎ去る高気圧はパワーが弱い。あっという間に県下一帯雲に覆
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われ、露出も色味もなくなった。 仕方なく宇奈月温泉方面の山岳地帯をモノクロで狙ったり、浜加積のボロボロの
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木造駅舎を絡めたりと苦肉の策を連発しつつ、夕方まで白い電車を堪能したのだった。先輩と別れて後は新幹線
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に乗るばかり。だが、この僅かな時間に6000円のクーポンを使い切らねばならない。選択の余地なく、夕食用に特
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上鱒寿司2000円也と高級地ウィスキー4000円也を仕入れてE7系の客となったのだった。
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