撮影日記-新作公開-




















































NO. 573
DATE 11.24
573.EF64-1000重連貨物6088レ 糸瀬山入口Sカーブ 
2020.09.29 中央本線 須原-倉本 NikonD5 AF-SNikkor300㎜F2.8VR ISO200
  この秋のターゲットの1つに、原色機が増えてチャンスが拡大しつつある中央西線の貨物をピックアップした。カ
 マの魅力は言うに及ばず、貨車もタキなのでコンテナにありがちなスカコキのリスクがないのもありがたい。 撮影
 後には中山道の宿場町跡を散策するのも楽しいだろうし、何より舞台が木曽路である。私が頑張らずに誰が頑張
 るというのだろう(ちなみに我が家のルーツは広島県なので、信州木曽路に縁はないはずではあるが…)!
  メインの被写体は日中に名古屋方面に向かう6088レと8084レ。真昼に通過する8084レは晩秋以降にとっておくと
 して、9月中に仕留めておきたいのが糸瀬山入口の6088レであった。というのも、ここでの8084レの画像はネットな
 どに溢れているが、冬至時期でもどうにもサイドの陽の回りが弱い。やはり昼よりも午前中の撮影地なのである。
 しかし山深い木曽路のこと、6088レの通る9時前に陽が射し込むのは期間限定である一方、あまり陽が長い時期
 だと面に光が当たらない。 西線一の余計なものが入らず、線形もカッコイイ好アングルながら、バリ順で撮るには
 実にデリケートな時期選択が迫られる場所なのであった。
  この日は、tenki.jpでは晴れ時々曇りと強気な予報が出ているもののGPV改めSCWは真っ白けという微妙な状況
 だった。それでも、日々Twitterに流れる画像を確認すると、糸瀬山もそろそろ日照限界を迎えそうな雰囲気。夏以
 来連勝街道まっしぐらの実績から強気の判断を下し、未明の中央道を下った。が、夜明けとともに広がる曇天に途
 中幾度も心が折れそうになる。ようやく日差しを拝めたのは鳥居峠を過ぎてからだった。本番約1時間前に現地到
 着。サンニッパと180㎜の2台体制を敷く。線路から影が抜けて僅か5分、遠方にロクヨンのヘッドライトが光った!





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