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路下の斜面から木の幹に寄り添うようにして撮らざるを得なくなっていた。立ち位置はかなり狭い。そこへ地元と思
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しき先客が2名。挨拶をかわし、肩口を抜くように構えさせてもらうことにした。単焦点では画面端の枝葉をかわし
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切れず、70-200oを持ち出して145o相当で構図を決める。本当は背後の半島の稜線まで入れたかったが、ポジ
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ション的にこれが限界。まぁよしとしよう。
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天気はだいぶ安定してきたかに見えたが、たまに太陽付近をちぎれ雲がかすめアングルが暗転する。 ドキドキ
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に耐えるうち、9時15分、ちょうど雲が抜けてきたタイミングで単行のヨンマルが姿を現した。 面にもきれいに陽が
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当たっていい感じである。しかし、シャッターを切り終わって気が付いた。バックの岬はまだ影が残ってマンダ〜ラ。
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妥協の結果とはいえ、遠景をカットしたのは正解だった。結果オーライだろうが勝てば官軍である。
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それにしても、この角度から見ると更新ヨンマルを特徴づけるサイドの銀縁窓も、LED化されて死んだ魚の目の
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ようになったテールライトも目立たない。昔ながらの山陰西部の名所に朱色5号のディーゼルカー。南禅寺の石川
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五右衛門ならずとも「あぁ絶景かな、絶景かな」と思わず溜息が出るような鉄道情景であった。
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