撮影日記−新作公開−




















































NO. 560
DATE 07.04
560.大井川鐡道21000系 抜里カーブ 
2020.04.05 大井川鐡道 抜里−家山 NikonD850 AF-SNikkor500oF4ED ISO200
  五和の桜を撮ってから、再び神尾の山越えをして抜里カーブの踏切へ。定番のイン側にはすでに何人かが陣取
 っていたが、アウト側にはわずかにハスキーが2本だけ。 これがおそらくboss氏&エロ団長氏のものだろう。確か
 にここならワイヤーとポールの間をスナイパー的に抜いて桜バックのアウトカーブが撃ち抜けそうである。間もなく
 両氏がゴーヨンを担いで現れ、私のも含めて3本の大砲が並ぶ。ここだけが兵器の展示場のようになった。
  実際ファインダーを覗くと、ポジショニングはかなりシビアである。ポールとワイヤーとケーブルを避けつつ、桜が
 一番ボリュームのあるところで編成をピタリと収め、さらにパンタを処理しなければならない。結局互いにゲバ脚を
 絡めるようにカメラをセット。これは“緑のタヌキ”のオバチャンに「密です!」と罵倒されそうなヤツである(汗)。が、




















































NO. 560
DATE 07.04
 
 我々もそこは抜かりない。boss氏と団長氏は、イン側の300oを付けたカメラを覗きつつリモコン操作で500oを切
 るとのことで、ピン電で構図を確認した後は、この場に私だけが残された。
  15時過ぎ、第一橋梁を渡る音がしてしばし、南海電車が抜里の駅に滑り込む。ややあってタイフォン一声、電車
 は茶畑の中の小駅を発車。踏切の音をBGMに、西日を浴びた湘南フェイスがカーブに差し掛かる。マル普看板で
 ないのだけが心残りだが、一応最高条件で春のズームカーを極めることができた。
  この2日後、大方の予想通り緊急事態宣言が発令され、自粛警察の大活躍も相まって以後約2ヶ月間にわたり
 鉄活動を封印せざるを得なくなったのは皆様も記憶に新しいところだろう。そしてようやく県外移動まで解禁された
 頃には季節は梅雨真っただ中。久々に遠征したい気持ちを抱えつつ、この記事を書いた次第である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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