撮影日記-新作公開-




















































NO. 556
DATE 05.22
556.阪神7861・7961形 武庫川跨線橋  
2020.03.20 阪神武庫川線 武庫川-東成尾 NikonD5 AF-SNikkor300㎜F2.8VR ISO200
  今年も、三道嶺ツアーでお世話になっている小竹直人氏主宰火車撮影家集団の写真展に参加させていだいた。
 タイトルは、「死んでも遺したい私のベストショット」。過去の銀塩作品から選んだ珠玉のカットをデュプリケーターと
 画像処理技術で甦らせようという意欲的な試みである。ベテラン御大からは出るわ出るわ、戦後間もない三条通を
 行く京阪の「びわこ号」、 「つばめ」マークも誇らしげに大阪駅に佇むC62、試運転中の200系新幹線と終焉間近の
 181系「とき」がオーバークロスで離合する上越新幹線開業前夜の奇跡…。日本戦後史を鉄道写真で振り返るよう
 なアカデミックな空間が演出された。 そんな中、私が出した錦秋の岩泉線・白銀の米坂線の写真は、鉄歴20年の
 中では渾身の作と思っていたが、諸先輩の魂のベストショットの前ではすっかり霞んでしまったのだった。
  2月の東京展に続いて3月は大阪展。 一度くらいは顔を出さねばと、春分の日連休の九州遠征の行き掛けに半
 日在廊することにした。だが、例の如く貧乏根性が頭をもたげる。行き掛けとはいえ大阪まで行って会場直行はち
 ともったいない。それでは!と車両置換えが話題になり始めていた阪神武庫川線の赤胴車に立ち寄ることにした。
  昼過ぎに新大阪着。梅田から阪神電車に乗って武庫川駅で降りる。徒歩数分で、撮影地の跨線橋に着いた。と、
 何やら白バイが停まってものものしい雰囲気。 どうやら川沿いの道からこの跨線橋へは土日は進入禁止らしい。
 見事罠にハマって切符を切られたおっちゃんが、モーレツな関西弁で若い警官に逆ギレ気味の無茶苦茶な説教を
 垂れている。令和のこのご時世に『じゃりン子チエ』の世界かーい!思わず苦笑が漏れそうだが、下手をするとこっ
 ちまで説教されそうなので、そそくさとサンニッパを構えて武庫川団地行きの電車を待った。





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