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554．花桃と大井川鐡道21000系流し 川根温泉駐車場
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2020.03.15 大井川鐡道 川根温泉笹間渡－抜里 NikonＤ５ AFｰSNikkor50㎜F1.8 ISO100
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先日の花桃が気になって、散らないうちにもっと色々な角度で撮ろうと、次の休みにまたも大井川を目指した。千
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葉県民が静岡中部を訪ねるには少し頭がおかしいくらいの頻度だが、被写体が枯渇しているのだから仕方ない。
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夜明けとともに沿線に入り、今日は塩郷－地名の民家脇に咲く満開の桃から撮り始めた。
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10時台の電車まで撮って､毎回はたと頭を悩ませる。基本南北に走るこの鉄道の昼近いスジはどうにも光線状態
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が良くないのである｡サイド薄いのを承知で南行きの顔面撃ちをやるのも悪くないが､どうせやるなら太陽高度の一
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番低い冬至の時期にやるべきだろう。 手詰まりになって選んだ答えが“乗り鉄”だった。たまにはハンドルから手を
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放し、関西私鉄の旧型車の乗り心地を味わうのも一興ではないか。
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塩郷から金谷行きのズームカーに乗り、ボロボロだがふかふかのシートに身を預けて、ゆったりとした川の流れ
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をボーっと眺める。いつもの撮影地を車窓から確認するうち、10分余りで抜里に着いた。駅舎でやってるサヨばあ
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ちゃんの休憩所でおにぎりを仕入れ、待つこと10分程、家山で交換してきた千頭行きの近鉄に乗車。再び大井川
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の広い河原を見ながら塩郷に帰還し、40分の小さな旅が終わった。
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さて、午後は先程車窓から確認した川根温泉の花桃午後アングルへ。15時過ぎの金谷行きは普通に標準インカ
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ーブ見上げで撮ろうと考えたが､待てよ､どうせ四角看板ならサイドから撃つのが正攻法。直前にアングルを変えて
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三脚の角度を調整し、二度・三度と素振りを繰り返す。 シャッターはヒヨって1/60sec、後はタイミングさえ間違えな
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ければ…。間もなく現れたライトグリーンの湘南フェイスを、ファインダーに捉えて真横から思い切り振り抜いた。
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