|
|
|
|
549.哈密三道嶺 建設型+貨車 八二S字俯瞰
|
|
|
|
2020.01.03 哈密三道嶺 八二-坑口 NikonD800 AF-SNikkor300㎜F2.8VR ISO200
|
|
哈密3日はようやく待望の快晴。砂漠のド真ん中なのに、何故にこんなに天気に悩まなければいけないのだろう
|
|
か?理不尽に首を傾げつつも、何はともあれクリアーに見渡せる天山の山並みに感謝して、ご来光を待たずに東
|
|
剥離のヤードを後にした。向かうは坑口駅の向かい側の高台から狙う、天山バックのお立ち台。前回ツアーでほぼ
|
|
完璧な1枚を頂戴したが、できるならあと1時間早い列車を撮りたかった。というわけで、今日は朝日が射し込むと
|
|
同時にスタンバイし、極上のカットを手にする…はずだった。ところが、程よい時間に列車が下って行ったまでは良
|
|
かったが、折り返してくる気配が全くない。これはもしや…。恐らく今日の冷え込みからして積込場のクレーンが凍
|
|
って動かず、ショベルカーで石炭を積んでいるというパターンか。前にも同じ憂き目に遭ったっけ。何だかなぁ…。
|
|
そうしている間に陽はどんどん昇り、光線から赤みが失われた。もう景色は昼間のそれと変わらない。結局列車が
|
|
上がって来たのは昼休憩直前の13時過ぎ。前回以下のカットしか撮れず、肩を落として昼食時のビールを呷った。
|
|
ほろ酔い加減で戻って来ると、列車はいつも通りに運転を再開したようだった。午後の部は再集合の場所だけ決
|
|
めて、めいめい好きな場所に散る。私は関西-D.W.先輩とS字を見下ろすニセ火星に陣取った。 本来は朝順光の
|
|
この場所を夕方狙うと、きれいな反逆光に白煙が光るはず。良い時間に列車があれば、オレンジ光線にカマが浮
|
|
かび上がるかも知れない。コントラスト強調のため露出を切り詰め、編成重視の300㎜で構図を決めた。
|
|
間もなく陽が落ちようかという頃、遠方に霞む積込場で1本の煙が上がった。程して耳に届くドラフト音。いいタイ
|
|
ミングで来てくれた。二本のレールが渋い光を放つ中、爆煙と共に建設型がファインダーに飛び込んできた。
|
|
|