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き、軍団長の1枚の作品に打ちのめされた。都心の夜景の中を行く「踊り子」の俯瞰。 それは、夜闇の中に煌々と
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明かりを灯す高層ビル群が立ち並ぶ不夜城東京の妖しい美しさの中に185系の4灯のライトが光る、何とも印象的
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な写真だった。これは早速真似させてもらうべし! 2週間後の週末にさっそくチャレンジ。だが、18時に通過する本
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命の114号は展望台のガラスに貼られたフィルムの傷が光軸上に入ったらしく、クロスフィルターよろしくライトが十
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文字に滲んでしまった。結局もう2時間待って118号を押さえたが、付属編成なしの10連ではちと物足りない。という
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わけでさらに2週間後、クリスマスという非常にハードルの高いタイミングで件の展望台を再訪することにした。
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いざ行ってみると心配は杞憂に終わった。イヴの夜ならいざ知らず、クリスマス当日は既に街中で余ったケーキ
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が投げ売り状態、ロマンチックな展望台も中高年層がちらほらいるだけの通常運転であった。とはいえ、初老のご
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婦人方が「うちの息子、いい歳なのに相手が見つからなくてねぇ…」などと愚痴っているのを横目に三脚を立てる
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のも居心地のいいものではない。撮るものを撮って、余韻を味わう間もなくエレベーターを降りたのだった。
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