撮影日記−新作公開−




















































NO. 541
DATE 02.08
541.大井川鐡道E31+旧客「ELかわね路号」 抜里駅先端 
2019.11.12 大井川鐡道 抜里駅 NikonD850 AF-SNikkor500oF4ED×1.4×1.2クロップ ISO200
  11月からのお楽しみイベントの一つが、大井川鐡道で告知されていたEL牽引の「かわね路号」だった。大井川の
 SLは客車も旧型で雰囲気は良いのだが、如何せん北に向かって勾配を登っていくため、力行する往路は光線が
 悪く、光線のよい復路は煙を吐かないという究極のジレンマがある。その悩みがEL牽引だと綺麗に解決!ド順光
 で山を下る返しの列車をメインに、南海や近鉄を絡めて晩秋の駿河路に通う日々が幕を開けた。
  平日休みの火曜日なら道路混雑の心配はない。未明に家を出て首都高〜東名〜新東名と走れば、家山までは
 休憩込みで3時間弱の道程である。程よく日が当たり始めた第一橋梁の俯瞰で二番電のズームカーを頂戴した。
 車内で昼寝したり読書に耽ったりしながら時間を潰し、11時過ぎのELを前に改めて構図を微調整。 このご時世、




















































NO. 541
DATE 02.08
 
 誰もいない撮影地で他者に気兼ねすることなく構えられるだけでこの上なくありがたい。さて、今日のカマは何だろ
 う?間もなく、180oで切り取った画角の中にゆっくりと姿を現したのは、元西武のE31とスハフ43・展望車スイテ82
 の3両編成だった。 本当はE10を期待していたが、SLがある限り補機運用もあり、やはり実現は難しいのだろう。
 まぁ、この西武ガマもカメラを向けるのは初めてだし、撮るならカッコよく撮ってみたいものである。
  というわけで、午後にやって来たのが抜里の駅先端。過去にC56やE10先頭で極めている超望遠アングルで、今
 日はE31を狙ってやろうという算段である。 普段なら上り列車のお立ち台として駅の北側の茶畑のストレートは結
 構な賑わいを見せるはずだが、今日は年休365日の後期高齢者鉄ちゃん2名以外人影はない。まして840o以上
 が必要になるホーム端には他の鉄などいるはずもなく、思う存分構図を追い込んで列車を待った。
  15時前、そろそろ列車は川根温泉笹間渡の駅を発車したはず。遠方から汽笛が一声、鉄橋を渡る重々しい音が
 響いてきた。間もなく、クリーム地に赤帯を巻いた鮮やかな色合いの機関車がファインダーに飛び込んでくる。かつ
 て雑誌で見た正丸峠越えのE851の雄姿を思い起こしながらシャッターを切った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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