撮影日記-新作公開-




















































NO. 540
DATE 01.30
540.いすみ鉄道キハ52・28 増田の築堤 
2019.11.04 いすみ鉄道 上総中川-城見ヶ丘 NikonD5 AF-SNikkor70-200㎜F2.8E FL ISO200
  学期期間中には珍しく連休が実現したため、好天に誘われて南部縦貫ツアーに引き続き連日の鉄活動。といっ
 ても前夜は青森からの帰路の飛行機が遅延したため家に着いたのが深夜になった。さすがに早朝からの活動は
 しんどくなって、光線のよい午後スジ一発狙いでいすみ鉄道に車を走らせた。
  キハが復活してから早8年余り、変化などないように見える房総の内陸にも確実に変化の波は押し寄せている。
 西大原-上総東の箱庭のような風景が魅力的だった伐採地の俯瞰はすっかり木々が成長し、上段は既に手を入
 れないと撮れなくなった。秋の紅葉が素晴らしかった戸越踏切脇のお寺の欅はつい最近伐採されてしまった。堂々
 たる山門をバックに写し込めた上総中川の妙泉寺も、立ち位置にプレハブ小屋ができて過去帳入りした。そしてこ
 こ上総中川-城見ヶ丘の増田地区の築堤も、休耕田にソーラーパネルが並べられて景色が一変した。もう田んぼ
 の畔から築堤を見上げる横がち構図で撮ることはできない。
  秋の日没は想像以上に早く、最後の大多喜行きを国吉手前のストレートでエロ光の下迎え撃つはずが、まさかの
 山影接近!通過10分前に見切りをつけてここに転戦した。横がち見上げが無理でも、築堤脇からのカぶりつきなら
 いけるはず。200㎜で構図はピッタリ。 非電化区間のアップ撮りで頭を悩ませる天地バランスも国吉交換の前走り
 普Dで確認した。さぁ来い!足元に影が忍び寄る中、絶妙なライティングを浴びてツートンのキハ52が姿を現した。
  モニターで撮れたて画像を堪能してニヤリ。だが、カメラバッグに機材をしまう頃には、ここもすっかり影の中にな
 っていた。今月下旬にはここもシーズンオフになるだろう。あらためて、現行スジの撮りづらさを痛感したのだった。





撮影日記トップへ