撮影日記-新作公開-




















































NO. 524
DATE 09.23
524.津軽鉄道DD352+トム×2 津軽飯詰の菜の花築堤 
2019.05.12 津軽鉄道 津軽飯詰-毘沙門 NikonD850 AF-SNikkor50㎜F1.8G ISO200
  バラスト散布作業と並ぶ本日もう一つの目玉は、満開を迎えたであろう津軽飯詰の築堤であった。実際現地に立
 つと、連休の時よりもさらに花が咲き揃い、延々続く黄色の花道ができている。しかも、チャーターを兼ねたこの列
 車は午後に津軽飯詰-毘沙門間を2往復する予定になっている。これはいい絵が撮れる気しかしなくなってきた!
  最初の1往復目の方が機関車正面にも陽が回るので、まずは長玉顔面撃ち構図から始める。D5にサンニッパと
 ×1.4テレコンで420㎜相当、足回りはやや隠れるが花のボリュームは見応えがある。毘沙門方面へのバック運転
 で試し撮りをして、正方向を本気の迎撃。線路の背後の白い看板が隠れた瞬間を切り取った。
  しばし飯詰の駅で停車があって、程よく光線が寝てきた頃に2往復目が走り出す。この時間になっても一点の曇
 りもなく頂を見せている岩木山を背にシルエットを抜こうと築堤のさらに奥で三脚を立てた。手前の田んぼはちょう
 ど水入れ直後で、風が強いため水鏡は無理だが、前景としては面白い。間もなくゆっくりと転がってきたトロッコ列
 車のようなミニ編成を狙い通りの絵で頂戴した。
  最後の列車はすぐに折り返してくる。片付けもそこそこに、駅近くの踏切まで即移動! 先ほどの顔面撃ちとは趣
 向を変えて、今度はカマの足回りを見せながら標準クラスのレンズでフラワーロードをのびやかに撮りたい。105㎜
 を装着したD5と50㎜を付けたD850の2台をセット。 すぐに踏切が鳴り、アップダウンの向こうに茶色いカマが姿を
 現した。夕方の斜光線を浴びながら、長い直線をゆっくりゆっくり列車が滑って来る。カランコロンとロッドの音を響
 かせながら、今日の主役は軽やかにファインダーを駆け抜けていった。





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