撮影日記−新作公開−




















































NO. 519
DATE 08.22
519.津軽鉄道DD532+旧客 桜臨 芦野公園入線 
2019.04.29 津軽鉄道 芦野公園駅 NikonD5 AF-SNikkor70-200oF2.8E FL ISO200
  翌日も朝方五能線でひと遊びしてから、津軽鉄道の芦野公園駅へ。今度は踏切脇に三脚を立てる。午前中は逆
 光ながら、午後の本命をベストポジションで極めるためには一般人のお花見よろしく場所取りが肝要である。 相当
 気が早いけれど、カメラ2台できっちり構図まで整えた。これでよし! 天気は上々、花もまだまだ見頃で、2日続け
 てのXカットを頂戴できそうである。1本目の昼のスジまで約3時間、2本目の昼のスジまでは約5時間。時間だけ
 はたっぷりある。そろそろ屋台が店を開き始めた。豚玉お好み焼きでブランチと洒落込むか…。
  しばらくすると、次から次に観光客が繰り出して、踏切付近は大混雑となった。通行の妨げにならないよう植込み
 の脇でローアングルにしていた我々は良いが、 車両にこだわらずとりあえず“電車”を写したい一般人は押し合い




















































NO. 519
DATE 08.22
 
 へし合いの芋洗い状態。列車が来るたびに、職員がロープで巧みに交通整理をする様は、津軽の里のDJぽっぽ
 屋であった。そんな喧噪の中でメロスで試し撮りをしながら過ごすうち、昼の客レの時間になった。
  「身を乗り出さないで下さーい」職員氏の巧みな客さばきで線路が空くと、タイフォン一声、茶色いDLの姿が見え
 てきた。が、よく見ると2両の旧客の後ろに何やらオレンジ色の車体が見えるではないか。何と、あまりの客の多さ
 のためか、最後尾にメロスが追加されていた。これはショック! コイツをどう目立たせずに写真にしよう…。
  2時間後、2往復目の客レの時間になった。光線が正面から差すようになって順光になると同時に、太陽高度が
 下がって線路の所々に影が落ち始めた。切り位置を上手く調整すれば、メロスの部分だけは影の中に落とせそう
 である。間もなく、今日幾度も聞いた職員氏の声が響く。 桜並木の奥にDDがゆっくりと登場。狙い通りにメロスを
 隠せるよう、連写で勝負を賭けた。結果は、ズバリ計算通り!やや気にならなくはないが、10年越しで狙っていた
 被写体を、ようやく満点解答で極めることができた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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