撮影日記−新作公開−




















































NO. 51
DATE 04.23
51.485系「雷鳥33号」 禅源寺カーブ
2009.04.07 北陸本線 敦賀−新疋田 NikonF5 AF-SNikkor300oF2.8ED×1.4 RVP100
  今年の桜は開花してからが早かった。例年であれば4月中旬以降だろうと踏んでいた“清水の桜”が、10日前に
 はもう満開。それだけではなく、峠を越えた福井県嶺南もすでに見頃を迎えていた。午後から新疋田界隈をウロウ
 ロすると、そこかしこでピンクの花びらが今を盛りと春を謳歌していた。
  ●M誌の表紙を飾った禅源寺踏切も然り。線路脇のソメイヨシノは、実に見事な咲きぶりであった。線路の向き
 からすると、午後遅くには列車正面に陽が回りそうだ。狙いは「雷鳥29号」か。しかし!時刻表をよ〜く見て気が付
 いた。29号は「◆日曜運転」…ということは、本日火曜は運転なし(汗)。次の485「雷鳥」は17時半の33号である。17
 時半ねぇ…。日没時刻や建物の位置を見る限り、当たるか陰るか微妙なところ。果たしてきちんと撮れるのか?




















































NO. 51
DATE 04.23
 
  ダメもとで三脚をセットしていると、ベテランの関西鉄ちゃんが登場。恐る恐る、17時半まで陽がもつのか聞いて
 みた。答えは「可」。いや、可どころか、日没寸前のドエロ光線で極まるらしい。一気にテンションはガチ上がり。さぁ
 来い485「雷鳥」!
  17時を過ぎ、背後の山は暗く沈んだ。バックに桜だけが妖しく浮かび上がる。山の端近い太陽の光は徐々に赤
 みを増し、いよいよ舞台と照明は整った。後は主役を待つばかり。間もなく踏切が鳴った。カーブを切って、伝統の
 特急色がファインダーに姿を現す。長玉を構えた観客は、スポットライトを浴びた千両役者を拍手の代わりに秒間
 8コマの高速連写で出迎えた。運転士氏もドンピシャリの指差喚呼が決まってX!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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