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う音と共にエンジンが起動した。さぁ出発!いつもよりやや遅れて現地に着き、真暗な中メンバーはそれぞれの立
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ち位置に散る。私と関西-D.W.先輩は中段に陣取り、元旦に撮ったカットのバージョン違いを狙う。前回はヨコ構図
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だったが、やや左右が空いてしまった感があるので、今日はタテ構図で再履修。D5に135oでスタンバイした。
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間もなく、坑口站で炭礦員を乗せた通勤列車が八二站に下る。キャブ灯の明かりでピントを拾って準備は完了。
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カマは八二ですぐに折り返してくるはずだ。暗闇の中、吹き付ける寒風に乗ってドラフト音が聞こえてきた。歯切れ
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のよいリズムに合わせて、漆黒の画面にオレンジの火炎が吹き上がる。よしよし!あまりの美しさに、切り位置少
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し手前のカーブの奥からシャッターを切り始めた。そして本命の最終コーナー… と思ったところで、突如火の粉が
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パッタリ止んだ。機関助士氏が疲れたのか、一番メインの眼下のカーブのみドスカで通過し、我々を嘲笑うかのよ
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うに後追い区間から再び炎を噴き上げて、最後の通勤列車は走り去って行った。撮った瞬間は思わずガックリ。だ
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が、モニターをコマ送りしていくと、早めに切ったカットが存外に良かった。光るレールもなかなかオシャレ。 これは
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これで納得の締めくくりとなったのだった。
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