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ネー決済で機関士への心付けがなされるという彼の地のこと。 終焉が近いという噂を聞きつけて、世界各地から
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複数のツアーがこの短い区間に会していることを考えれば仕方ないかとも思えた。
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ならば、次は我々が顔面撃ちをやる番である。確かに、これだけ爆煙を上げる本物の現役蒸機なのだから、力行
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シーンを真正面から狙うカットも1枚は押さえておきたい。 しかも、今回は67を置いてくる代わりに満を持してサン
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ニッパを持ち込んだ。×1.4テレコンまで併用すれば武器に不足はないだろう。
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一応ガイドの王氏を通じて駅員氏に確認を取り、信号機付近に陣取った。ただ、露天鉱をぐるりと回るように高度
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を上げてきた線路は、坑口站の直前でレベルに移る。先程のようにお頼み煙もしていないため、機関士によっては
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早々に絶気してしまうかも知れないのが不安といえば不安である。とにかくレンズは長い程いいだろうと、MAX420
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oでセット。崖上に建つ工場その他は全て煙で隠せると踏んで準備完了。王氏からはあと30分ほどで1本列車が
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上がってくるという知らせが入った。
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予告通り、13時を10分ほど回った頃、歯切れのよいドラフト音が響いてきた。定番カーブで向きを変え、直線区間
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に入った機関車に動体予測をロックオン。画面上部が白煙に埋め尽くされたところでシャッターを切った。
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