撮影日記−新作公開−




















































NO. 501
DATE 03.30
501.哈密三道嶺 建設型+貨車 坑口站入線 
2019.01.02 哈密三道嶺 坑口−八二 NikonD5 AF-SNikkor300oF2.8VR×1.4 ISO200
  新年明けて2日目は、山がクッキリ出る程ではないにしてもまずまずの天気。定番カーブも飽きたので、我らがツ
 アー一行は坑口站付近でめいめい好きな所に展開することになった。
  崖下のストレートに陽が当たり始めて最初の1本目は、定番構図の見下ろしで。 背後の建物その他は煙で隠す
 つもりで、中望遠で構えた。が、いい光線でやって来た列車は、突如切り位置手前で急減速し、本線上で停まって
 しまった。そこから白煙を垂直に噴き上げて再発車。こちらはたなびく煙でバックを消そうと思っていたのに、真上
 に上がられては一巻の終わりである。むむむ…。何が起きたのかと思ったら、線路際から別のツアーの数名が姿
 を現した。彼らの煙のリクエストを受けて再発進をしたらしい。余計なことを…とムッとする反面、最近では電子マ




















































NO. 501
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 ネー決済で機関士への心付けがなされるという彼の地のこと。 終焉が近いという噂を聞きつけて、世界各地から
 複数のツアーがこの短い区間に会していることを考えれば仕方ないかとも思えた。
  ならば、次は我々が顔面撃ちをやる番である。確かに、これだけ爆煙を上げる本物の現役蒸機なのだから、力行
 シーンを真正面から狙うカットも1枚は押さえておきたい。 しかも、今回は67を置いてくる代わりに満を持してサン
 ニッパを持ち込んだ。×1.4テレコンまで併用すれば武器に不足はないだろう。
  一応ガイドの王氏を通じて駅員氏に確認を取り、信号機付近に陣取った。ただ、露天鉱をぐるりと回るように高度
 を上げてきた線路は、坑口站の直前でレベルに移る。先程のようにお頼み煙もしていないため、機関士によっては
 早々に絶気してしまうかも知れないのが不安といえば不安である。とにかくレンズは長い程いいだろうと、MAX420
 oでセット。崖上に建つ工場その他は全て煙で隠せると踏んで準備完了。王氏からはあと30分ほどで1本列車が
 上がってくるという知らせが入った。 
  予告通り、13時を10分ほど回った頃、歯切れのよいドラフト音が響いてきた。定番カーブで向きを変え、直線区間
 に入った機関車に動体予測をロックオン。画面上部が白煙に埋め尽くされたところでシャッターを切った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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