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495.いすみ鉄道キハ28・52 国吉ストレート
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2018.11.23 いすみ鉄道 国吉−新田野 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP50(+1)
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一昨年・昨年と火車撮影家集団写真展に参加させていただきA1サイズまで作品を伸ばしてみて、 あらためてデ
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ジの解像力に舌を巻いた。他の人の写真展と違い、他でもない我が作品が、ここまでのサイズに破綻なく対応して
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いるのを目の当たりにすると、そろそろ意地と気合と根性だけでヘビー級の67システムを担いで回るのに迷いを感
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じるようになった。 というわけで昨年から脱バケペンの頃合いを見計らい始めたのだが、如何せん習慣というのは
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恐ろしい。ある時写真展を見学した後に新宿で写真家の小竹直人氏・米屋こうじ氏と5時間にわたるアルコール持
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久戦。へべれけになって帰宅すると、いつの間にか手にはヨドバシの袋に入ったベルビア50のブローニー5本セッ
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トが握られていたのだった。 こうなったら仕方ない、これが最後の弾と考え、機を見て使い切る覚悟を決めた。
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そんな中の1本で押さえたのが9月の氷見線雨晴海岸であり、10月の五能線小入川橋梁であり、11月の北浦の
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原色PF貨物なのであった。1本わずか10カットの67だが、被写体の枯渇によりなかなか終わりが見えず、ここにき
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てようやくフィルムカウンターに9の数字が現れた。ラストカットはここでキメよう。すっぴんキハ28を端正な編成写真
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で収められる国吉ストレートに三脚を立てた。400oで上下左右はピッタリ。ジョイントの少し奥に慎重にピントを置
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く。踏切が鳴って間もなく、幾度もこのファインダーで見送ってきた馴染みの顔が、颯爽と画面に現れた。
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