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486.DB218重連 迂回EC192 オーバーシュタウフェンSカーブ
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2018.08.20 DB Allgäu bahn Oberstaufen-Röthenbach NikonD5 AFNikkor180㎜F2.8ED ISO200
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1日に3往復撮れる迂回ECのうち、14~15時台のEC194・195はいつも太陽方向が雲の通り道になって敗北を喫
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する鬼門の列車だった。それに対して、夕方遅いEC192は山入端ギリギリから差し込む危うい光線ながら、毎度綺
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麗な晴れで頂戴できる相性のいい相手だった。この日も前回のリュドミラを撮った丘でEC195を狙ったが、見事絵
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に描いたような来る曇るでガックリ…。それでも、いつもの逆転晴れに期待して夕方の上り列車に照準を定めた。
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これまで俯瞰を中心に遠景でばかり撮って来たので、今日はツアー中1カットは押さえておきたいと思ったアップ
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撮りにチャレンジ。牧場の丘の麓でS字の線路にへばりつくことにした。線形はちょうど道南ブルトレの名所だった
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静狩のS字を裏返した感じ、右側通行の彼の国だけに、ピッタリ鏡写しの絵柄である。
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某国ではあるまいし、まさか後方から「入るぞー!」と叫ばれることはないとは思うが、ついつい不安になってしま
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うのが身についた習性なのだろうか。通過の1時間も前から三脚を立ててセッティング。先行の普Dで構図を微調
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整して、後は本番を待つばかり。西の空を見上げると、太陽周りの雲はいつものようにきれいさっぱりどこかへ消
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えてなくなっていた。18時15分、低いエンジン音と共に林の陰から紅い重連が姿を現した。後に従えるはスイス国
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鉄の白い客車たち。きれいに編成がうねり、最後尾が収まったところで全力連写。いもむし顔のアップがカッコイイ
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かはさて置いて、迂回ECラストカットを、あまり他の人が撮らないであろう端正な編成写真で極めることができた。
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翌日は午後便で帰国の途に就く。従って今夜はミュンヘン泊。明朝の夜行の迂回と晴れ予報に後ろ髪を引かれ
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ながら、そろそろアルゴイの丘に暇を告げなければならない。一抹の寂しさと共に機材を片付けた。
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