撮影日記-新作公開-




















































NO. 482
DATE 10.14
482.DB218重連 迂回EC195 オーバーシュタウフェン教会の丘 
2018.08.15 DB Allgäu bahn Oberstaufen-Röthenbach NikonD850 AF-SNikkor50㎜F1.4G ISO200
  3年前から恒例の夏の海外鉄ツアー。今年はドイツ南部バイエルン州を走るアルゴイ線の迂回EC(Euro City=
 国際優等列車)をターゲットにした。ビールとサッカーで有名なミュンヘンとスイス第一の都市チューリヒを結ぶ同列
 車は、普段はメミンゲン経由の平坦線を通るが、電化工事中のため、特定の期間に限り丘陵地帯の続くアルゴイ
 線を経由する。展望車を併結した堂々8連の客車の先頭に、日本のDD54にも影響を与えたというDB218の重連。
 複線非電化で紅い箱型DLのダブルヘッダーが牽く客レときたら、食指が動かないわけがない。
  ただ、自力で現地の情報を集めるのは難しかった。2年前にゴッタルドでお世話になったK氏・みん☆みん氏に色
 色お話を伺い、RM誌の記事を参考にして撮影地候補を絞った。
  出発は8月14日。成田からまずはタイ航空TG677便でバンコクへ。深夜のスワンナプーム空港で関空から飛んで
 きた関西-D.W先輩と合流し、TG924便に乗り換えて更に十数時間のフライト。ようやく早朝のドイツに降り立った。
  ピクトグラムを頼りにレンタ屋を突き止め、新車のアウディQ2を借り出す。しかし、左ハンドルのMT車の上に仕様
 も全くわからない。サイドブレーキはどこ?ライトの点け方は?オタオタするうちに時間が過ぎてゆく…。 えぇい、と
 りあえず出発!ナビの使い方すら不明なまま、目の前の道路を道なりに進む。果たして行先は合っているのだろう
 か?ポケットWi-Fiを繋いでようやく自車位置を認識する。我々は無事アルゴイの丘を目指しているようだった。
  午後のEC195を狙うべく、教会裏の丘に登る。迂回の日程が正確には掴めておらず、若干の不安を持って列車
 を待つ。「来た!」15時40分過ぎ、独特のエンジン音を響かせて、DB218重連が本当に我々の眼下に姿を現した。





撮影日記トップへ