撮影日記−新作公開−




















































NO. 481
DATE 10.07
481.DE10「ばんえつ物語号」代走 馬下発車 
2018.07.29 磐越西線 馬下−猿和田 NikonD5 AF-SNikkor500oF4VR ISO200
  山都のSから脱兎の如く撤収し、速攻で列車を追い掛ける。最終目的地である馬下までの間にもう1ヵ所挟みた
 い。高速のインターが近い野沢界隈が手堅いだろうと踏み、上野尻手前の49号のオーバークロスでド田んぼの直
 線を見下ろして1発。その後西会津インターから磐越道に乗って西進した。本命馬下の踏切到着は17時半前。 よ
 うやく三脚が数本並び始めた頃だった。
  まだまだ立ち位置に余裕はある。だが、先客の三脚の立て方がどこかおかしい。なぜか前列はがら空きで、車道
 の後側から雛壇が始まっている。しかも最前列からアイレベルでローアングルはなし。聞くと地主と思しき人物が大
 変口うるさく、後方のやや道が広くなった部分以外はゲバ張り御法度、前列に鉄除けの柵まで立ててしまったのだ




















































NO. 481
DATE 10.07
 
 とか。通りでローアングル勢がいないわけである。それにしても、その地主とやらも心が狭いというか何というか…。
 地方創生だ何だと訴えても、地元の人間が「ワシの気に食わんモンは来るでね! 」精神では人口の社会増加など
 実現するわけがない。田舎特有の狭量な縄張り意識にはほとほと閉口してしまう。
  さて、200oクラスの立ち位置は埋まり始めていたが、狙いはサンニッパのヨコ構図。ピタリのポジションを無事確
 保した。でも、せっかくの好条件、1台きりでは勿体ない。さらに隣にプロ4を立て、タテ位置でゴーヨンをセットした。
 と、2台の構図を調整し終えた頃だった。今度は白と黒の2色塗りの車がへろへろとやって来た。だいたいこんな所
 に連中が現れるとロクなことはない。例によって上から目線の現場整理が始まった。私のプロ4を見て「うーん、近
 いな。そこはダメだ」とのご指令。いやいや、遮断機から十分距離は置いている。論理的に考えて一体どこが危険
 なのかサッパリわからないが、下手に国家の暴力装置たる組織と対決しても弾圧されるのはこちらの側である。と
 にかく目下のミッションは激Xカットを持ち帰ること。ここは賢く面従腹背作戦でやり過ごすに如くはない。
  18時13分、列車が馬下駅を出る。西日をコッテリ浴びたDEがファインダーに登場。“ばん物”客車も、超望遠で潰
 すと色合い的にはかつての“くつろぎ”のようでカッコイイ。納得のカットで夏の1日を締めくくることができた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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