撮影日記-新作公開-




















































NO. 477
DATE 09.07
477.EF81「カシオペア」 蒲須坂オーバークロス
2018.06.03 東北本線 蒲須坂-氏家 NikonD5 TAMRON SP45㎜F1.8 ISO200
  毎年6月第1週末はよく晴れる。今年も高気圧直撃で全国にお日様マークが躍った。さぁどこに行くか。取り立て
 てアイデアも浮かばず、せっかくなら我が家の近くで開通した外環のハンドル訓練も兼ねて東北方面にしようと、盛
 岡行き「カシオペア」に照準を定めた。久々の終夜運転、頑張ってみるか!
  しかし、第一目標の石鳥谷の4号クロスは見事なまでの霧雲に覆われて撃沈必死。 おまけに通過直前に若者と
 思しき鉄が乱入してきた。曇天にもめげず本気撮りを狙う周囲の鉄ちゃんからは罵声が飛ぶ。撮影地の罵声は褒
 められたものではないが、今回ばかりは乱入する側が悪い。近くの鉄に直談判され車だけはどかしたものの、悪び
 れる様子もなく陸橋から撮る人々のアングル内に三脚を構え、そのままタイムオーバー。バリ晴れ至上主義の私は
 苦笑いの見る鉄でやり過ごしたが、周囲の諸兄は心穏やかでなかったに違いない。一昔前なら、こんなテロみたい
 なことをしようものならコワいお兄さんに囲まれて「さらし巻いて北上川に沈めるぞ、ワレ」と締め上げられ、金輪際
 全国の撮影地に出入り禁止になったはずである。どうせ下手クソな写真しか撮れないクセに、人のアングルをブチ
 壊しにするような輩は百害あって一利なし、これがバリ晴れ最高条件だったら泣くに泣けないところであった。
  ダメなものはダメと割り切り、早々にUターン。次のチャンスを矢吹-泉崎のカーブに賭ける。が、これも絵に描い
 たような来る曇るで撃沈。マズい、往復1000kmに及ぶツアーで成果無しの坊主は許されない。最後の舞台に北関
 東の名所、蒲須坂のオーバークロスを選んだ。左手には那須連山の山々、西の空に太陽を遮る雲はない。今度こ
 そいけるだろう!17時少し前、三度目の正直でようやく陽の光を浴びたパイチ「カシオペア」を捕えることができた。





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