撮影日記−新作公開−




















































NO. 473
DATE 08.06
473.大井川鐡道16000系 田野口大俯瞰
2018.05.05 大井川鐡道 田野口−下泉 PENTAX67 smcPENTAX165oF2.8 RVP50(+1)
  4月に行きたくて行けなかった電機+客レの写真を仲間に見せつけられた影響から、連休後半は大井川鐡道に
 出掛けた。新緑の時期で日も長い。被写体・距離・撮影効率を考えると手頃な選択のはずである。 未明の新東名
 を走ること2時間余り、始発電車に合わせるように千頭手前の第4橋梁に到着した。やや肌寒い空気の中、機材を
 セット。朝の静寂を破って現れた1本目の上りは近鉄16000系であった。これを追い掛けるように地名の第2橋梁に
 転戦。家山交換でやって来る下り1番電車はズームカーだった。よし、今日はハズレなしの当たり運用である。
  終日好天に恵まれて、第2橋梁下の茶畑アングル・田野口の直線俯瞰・中徳橋と回り、夕方田野口の大俯瞰に
 登った。9年前の12月に紅葉狙いで来て以来実に久しぶりの訪問。記憶を辿って山道を走り、茶畑の広がる斜面
 に三脚を立てた。南アルプスの雪解けのせいか、大井川の水面が濁っているのが気になって、朝から川を入れる
 アングルは避けてきたのだが、この時間になると光線が寝てきたこともあって不自然な感じではなくなってきた。デ
 ジをメインに中望遠と長玉で構図を練る。トドメにバケペンも投入。165oで稜線まで広く入れて列車を待った。
  17時過ぎ、眼下にかすかに轍の音が聞こえてきた。田野口17時07分発の上り電車のようだ。間もなくファインダ
 ーに16000系が登場。一面柔らかい緑に覆われた山懐を行く近鉄カラーが、斜光線を浴びて美しく映えた。





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