撮影日記−新作公開−




















































NO. 463
DATE 05.22
463.キハ66・67 高田の桜並木 
2018.03.25 長崎旧線 高田−長与 NikonD5 AF-SNikkor300oF2.8VR ISO200
  3月、年度末業務を終えてひと段落するこの時期に、毎年目をつけているのが九州エリアである。日豊本線では
 杵築の築堤を菜の花が埋め尽くし、鹿児島本線では臨貨の運転が佳境を迎える。金太郎や桃太郎が幅を利かせ
 る本州と違い、いまだナナロク・パイチの国鉄電機が活躍の場を残している南国の地に、かつてのブルトレ修行の
 思い出を懐かしみながら、一足早い春を味わいに行きたくなるのである。
  というわけで、3月最後の週末にマイルで航空券を押さえ、遠征の予定を入れた。狙いは日豊or鹿児島の貨物で
 ナナロクもしくは銀パイチがターゲット。だが、毎晩のように北九州タに帰還するEF81の動きを追うのは容易ではな
 い。かつ、ナナロク安定と思っていた鹿児島本線の4093レはどうやら3月改正でパイチに持ち替えられた模様。カ




















































NO. 463
DATE 05.22
 
 マ運用は混迷を極めた。あとはアテになるのは、掲示板で動向を読める長崎地区のキハ66・67。とりあえず行先は
 福岡に降り立ってから考えよう。終業式を終えて帰宅してすぐ、シャワーだけ浴びて車で羽田空港へ急いだ。
  だが、油断大敵、普段なら首都高で30分もあればP1駐車場に着くはずが、今日は湾岸線が大渋滞。これはマズ
 い!新木場出口で急遽ルート変更、城南島経由で全力疾走し、離陸寸前でSFJ55便の機上の人となった。
  海外遠征に比べれば瞬きする間の短いフライトで九州に上陸。外に出ると月が赤い。これは…春の九州特有の
 花粉・黄砂・PMの3種混合スモッグではないか?そう認識した途端、西方の海バックと水俣の桜Sカーブ俯瞰は候
 補から消えた。風景写真は×、接近戦のアップ撮り一択である。とすれば、ハズレガマが来た時の貨物は悲惨極
 まりない。一方で、長崎エリアの国鉄キハは幸いいい運用に入る模様。行き先は決まった。
  しかし、仮眠明けの寝ぼけ眼に映った諫早の街は、霧のロンドンかPMの北京かという風情。半ば絶望しながら
 長崎旧線にキハを追った。それでも春の日差しは強く、8時を回るとそこそこの光線。モヤモヤの誤魔化しに苦戦
 しながらも、午後のキハを咲き始めの桜と絡めて、こんな感じで切り取ってみた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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