撮影日記−新作公開−




















































NO. 462
DATE 05.16
462.阪神5001形 淀川駅先端
2018.03.18 阪神電鉄本線 淀川駅 NikonD5 AFNikkor300oF4ED ISO200
  昨秋参加させていただいた火車撮影家集団の写真展「世界の線路端からU」が、3月14〜23日に大阪でも開催
 される運びとなった。期間中の週末にあたる18日には、はるばる中国からガイドでお世話になっている王国軍氏が
 来日されるとのことで、出展者及び仲間一同で大阪にて大宴会が開催されることに。日曜夜の宴会は関東組には
 日程的にやや厳しかったが、幸い学年末試験もひと段落し、成績処理さえさっさと片付ければどうにか有休を取れ
 そうな雰囲気である。俄然やる気に火をつけて猛烈に採点をこなし、月曜休みを申請して関西に向かった。
  といっても単に関西往復だけではもったいない。初日は午後一でギャラリーに入ればいいとして、せっかくだから
 午前中は何かを撮影したい。条件は鉄心をくすぐる被写体であること、大阪から至近の距離であること、バリ晴れ




















































NO. 462
DATE 05.16
 
 青空の最高条件でなくても陽さえ射せば撮れるアングルであることの3点。 脳内リストを検索すると、阪神の青胴
 車が思い浮かんだ。幼少の頃4年ほど西宮に住んでいたことがあり、あの頃から今なお現役の阪神顔は被写体と
 して◎。撮影地は淀川駅先端なら大阪梅田から数分でこれもOK。最後のアングルは、検索して出てくる写真がど
 れも200oヨコ位置で対岸のマンションを盛大に入れる構図ばかり。これは違うだろう。もっと上手くアレンジすれば
 建物も空もカットしてスッキリまとめられるはずである。
  当日、曇り予報の関東に対し、近畿エリアには晴れマークが並んでいた。デジセットにジッツォの中型三脚を担い
 で7時過ぎの新幹線に乗る。静岡付近から晴れ間が広がり、中京地区はドバリ晴れ。が、関ケ原越え辺りから徐々
 に雲行きが怪しくなってきた。京都を過ぎ、終点新大阪に滑り込むと上空は安定の曇天である。ガッカリしながらも
 一縷の望みをかけて淀川駅へ。やはり露出のないホーム端で300oを構える。お、いけるではないか、トラス抜け
 の顔面撃ち。余計なバックも曇った空も一切カット。これなら雲の切れ間からのご来光だけで勝利宣言である。
  頻繁に往来する新型電車を見送りながら辛抱すること1時間半、11時を回ってようやく陽が射してきた。よしよし、
 あとは本命の登場を待つばかり。運用はよくわからないので完全なる運任せだが、ファインダーをよく見ると、橋の
 向こうに顔を出したのはクリームと青のツートンだった。ここから怒涛の青胴車4連発。すっかり光線が強くなった中
 入れ食い状態で撮りたかった被写体を押さえることができた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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