撮影日記−新作公開−




















































NO. 452
DATE 03.10
452.哈密三道嶺 建設型 東剥離バルブ 
2018.01.01 哈密三道嶺 東剥離站 NikonD5 AF-SNikkor50oF1.4 ISO200
  哈密入り初日、2017年の大晦日は無事に事故なく暮れて、大宴会の一夜が明けると年も改まり2018年が始まる。
 新暦の正月よりも春節を大々的に祝う中国では、元旦も朝から貨物列車は全便運行。我々も日の出前から曼頭
 屋で腹ごしらえをして東剥離站のバルブに向かった。
  驚くことに、中国という国では、広大な面積にもかかわらず標準時が1つしかない。ゆえに北京から2000km西に
 離れているこの地は、真冬のこの時期、9時半にようやく太陽が顔を出し、18時半に陽が沈む。7時過ぎからヤー
 ドに展開して、めいめいお気に入りのポジションで撮影開始。しばらくすると、おあつらえ向きのブルーモーメントの
 時間に入るというわけである。 昨年はあまり天候に恵まれなかったため空に透明感がなかったが、今朝は見事な




















































NO. 452
DATE 03.10
 
 クリアー晴れ!天上に星が瞬く中、地平線が白み始め、東の空がグラデーションに染まる。遠方には遥か天山山
 脈のシルエットが黒々と横たわっていた。新年一発目からこの好条件!2018年はいい年になりそうである。
  さて、まずはどのカマから狙おうか? ホームに横付けされている職員輸送用の単機回送もよいけれど、奥を見
 れば、貨車を従えてスタンバイしている機関車が1台いるではないか!すでに三脚を立てている台湾鉄ちゃんの
 横にジッツォをセット。手袋を外し、かじかむ手で構図を整え、露出を合わせる。煙の流れを幻想的に魅せようと、
 50oタテ構図、2sec f4.5でゆっくりシャッターを切った。
  絶妙なブルーモーメントはすぐ終わり、空全体が明るくなってくるとバルブタイムは終了。9時半に集合し、走りの
 撮影ポイントへと移動を開始する。昨年は積雪はあったもののまさかの曇天続きだった哈密も、今日はシルクロー
 ドらしい乾燥した晴天に恵まれそうである。我々の期待を乗せてツアーバスはゆっくりと動き出した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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