撮影日記−新作公開−




















































NO. 45
DATE 02.08
45.キハ58・28「べにばな2号」 明沢俯瞰
2009.01.18 米坂線 羽前沼沢−伊佐領 PENTAX67 smcPENTAX165oF2.8 RVP50(+1)
  時に先人の足跡を踏み抜きながら雪中を行軍すること約30分、目の前にはいつもの鉄ちゃん集団と、息を飲む
 ような白銀の世界が広がった。昨日までの荒天のためか、針葉樹は全てクリスマスツリー。葉を落とした木々です
 ら細い枝に雪を載せ、まるで白樺のような趣で見渡す限りの白い世界に佇んでいた。そんな林を縫うように、二条
 のレールがシュプールを描く。これは最高条件だ!今からこの桧舞台に現れるのは、A1運用の急行色58・28。こ
 の日この時この場所に立っている…ただそれだけで、誰もが勝利を確信したに違いない。
  実はこの日も無計画な突発出撃だった。前日単独行動で上信越方面に出ていたところ、昼過ぎに別働隊のチバ
 ラギ氏から入電。「明日は米坂に行きたいなぁ」という氏の提案を受けて、ダメもとで天気サイトを探ってみた。と…
 山形県置賜地方は午前中は晴れ予報!この時期、日本海側にお日様マークを見てしまうと、逸る心が押さえられ
 なくなってしまう。深夜にチバラギ氏と合流し、一路東北道を北上してきたのだった。
  いつもはタテで構えるこの場所だが、今日は着雪した木々を多く入れて165oのヨコ位置。10時半、林の向こうに
 急行色がチラリと見えた。来た!待ち受ける皆を焦らせるように、今日の主役は眩い雪原の中をゆっくりゆっくりと
 滑っていく。激X!!!列車通過後、山間には雪崩でも起きんばかりの雄叫びが自然と湧き上がっていた(笑)。





撮影日記トップへ