撮影日記-新作公開-




















































NO. 443
DATE 12.13
433.キハ48・48 八森大俯瞰 
2017.09.03 八森-東八森 NikonF5 AFNikkor300㎜F4ED RVP100
  凝り性というのだろうか、8月下旬のツアーでようやく八森の大俯瞰を持ち帰ることができたが、今度はもっと田ん
 ぼが金色に染まった頃を狙いたくなってきた。これまでの撮影データに基づくと秋田エリアの稲の収穫は10月初旬
 くらいだが、今年はやや色づきが早い。昨シーズンを思い起こすと、夏休み明けすぐに八郎潟の高岳山俯瞰で583
 系を撮った時に、すでに絵になるくらいには稲穂は黄色くなっていた。まぁ、予報と休みが重なった日が吉日。時期
 尚早なら再訪すればいいだけの話である。そう自分に言い聞かせて、朝一の「こまち」で東京を発った。
  秋田駅東口でレンタを借り出し五能沿線へ。秋田市内は怪しかったが、確かに予報通り日本海が見えてくるとグ
 ングン青空エリアが広がった。まずは328Dを押さえるべく小入川橋梁の袂の漁港へ。手前に海を配して鉄橋を見
 上げる構図は、ハチロクに旧客の頃から変わらぬ五能定番の絵柄である。前走りの白キハはよし。だが…強風に
 流されて足早に行き交う雲に一抹の不安を感じた直後、アングルが暗転し、最悪のタイミングでタラコ2連が登場。
 相性の悪さは今日も変わらず、初戦は黒星となった。
  次はもう本命の八森大俯瞰である。長玉メインの機材を背負って苦行の登山20分余り、日中に比べて雲が増え
 てきた空模様にハラハラしながら列車を待つ。案の定、16時半を回り、高度を下げたお天道様は雲間にお隠れあ
 そばした。何だかなぁ…ツキのなさにガックリ肩を落としながら茫然自失。しかし、勝負はまだ終わったわけではな
 い! 17時、遠方に2灯のライトが見える頃から、再び眼下に日差しが届き始めた。雲の下から照らす極上のエロ
 光線。マンダ~ラなのがイマイチかと思ったが、これはこれで意外にドラマチックな感じに仕上がった。





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