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軍団長にお誘いを掛けてみた。土曜に川霧狙いで只見に行くという軍団長は、晴れと休みとタラコが重なるならと
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転戦を決意され、定員2名でツアー催行となった。
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資金と時間効率の面から東京鍜治橋口発の夜行バスで秋田駅に乗り込む。へっぽこ軍団長は只見から一旦帰
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宅し朝一のJALで飛んで来るとのことで、一足先にレンタを借り出し秋田空港で合流。そのまま秋田道を飛ばして
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深浦を目指した。1発目は追良瀬のサイド俯瞰。昨夏は水平線がモヤっと眠いカットで妥協したが、今日は文句な
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しのクッキリ真一文字でX。そのまま深浦バカ停で追い抜き、2発目はガンガラ岩。これも前回より良い条件で極
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めることができた。
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そして、本日締めの1枚が前から虎視眈々と狙っていた八森の大俯瞰。6月に訪れたときに、例の如く予報ハズ
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レの不安定な空の下、アングル確認だけはしておいた。その先に視界が開けるとわかっていないと躊躇するような
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蔓草伸び放題の獣道を20分ほどで登りきる。肩で息をしながら機材をセット。今日こそイケるだろう!
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前走りの白いキハを押さえ、17時、いよいよ本命が現れる。遠くに2灯のライトが光り、徐々に近づく列車は田ん
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ぼの中の東八森駅に停車。僅かの休息の後、再びゆっくりと動き始める。 一面の田園地帯を入れ込んだ構図の
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中を、長い影を落として豆粒のようなタラコ色のディーゼルカーが走って来る。2台のカメラでシャッターを切りなが
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ら、私は満ち足りた気持ちでその姿を見送った。
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