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439.C&TS488+客車 タングルフットΩカーブ
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2017.08.12 C&TS Cumbres−LosPinos PENTAX67 smcPENTAX75oF2.8AL RVP50(+1)
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チャマ発アントニート行きの列車は、峠のサミット、クンブレス駅を過ぎるとだらだらの下り勾配を転がるのみ。煙
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は期待できないので、早々に隣のオジア駅で交換してくるチャマ行きの列車にターゲットを切り替える。メインの撮
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影地は、クンブレス駅手前で高度を稼ぐ約360度の大カーブ、通称“タングルフットのΩ”で決定。ただ、ボーっと待
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つには時間が勿体ない。何せ相手は特雪並みのカメ走り。貴重な休みに高い金をかけて遠征している身としては
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追っ掛けて発数を稼がない手はない。まずはさらにアントニート寄りの、ロス・ピノス大Ωで構えることにした。ここ
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ならΩの奥側を撮ってすぐに撤収すれば、余裕をもってタングルフットに先回りできるはずである。
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が、世の中そう上手くはいかないもの。 ロス・ピノスは雲の通り道となっており、曇天で撃沈。速攻で撤収して追
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撃を開始する。綿密なロケハンとシュミレーションのお蔭で、想定通り定時20分前にクンブレスに滑り込む。あとは
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駅の駐車場に車を停めて、メインアングルまで徒歩数分…。しかし、これが意外に遠かった。現地の標高は3000m
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超。日本の名峰の頂上付近のような空気の薄さである。 気持ちは進めど身体は前に進まない。ようやく立ち位置
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に着き、もどかしく三脚を広げるうちに汽笛が鳴った。K−36型が盛大に煙を吐いて姿を現し、Ωカーブをぐるりと
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一周。抜けるような青空の下、一発決め打ちで迫りくる古典蒸機を仕留めた。
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