撮影日記−新作公開−




















































NO. 426
DATE 06.30
426.いすみ鉄道キハ28・52 第一宮森踏切
2017.04.16 いすみ鉄道 城見ヶ丘−上総中川 PENTAX67TTL smcPENTAX400oF4ED RVP50(+1)
  桜前線が迷走したお蔭で、大井川とともにもう一つ、積年の課題にチャレンジすることができた。それがいすみ鉄
 道の桜アングル。家から100km圏内の国鉄型の聖地ということでキハ復活以来さんざん通い倒し、アングルらしい
 アングルは一通り網羅した感はあるのだが、 年度初めの多忙な時期と重なる桜の写真はまだまだ未履修課題が
 多く残っていた。ところが、今年は新年度が始まっても、未だ花開かずとのこと。業務が日常ペースに落ち着いてき
 た4月の半ば、ようやく房総の桜が見頃を迎えたという情報をつかんで、大多喜に車を走らせた。
  朝一の大原行き快速列車は、キハ28をバリバリの順光で狙える貴重なスジである。これを桜と絡めるとすれば、
 一つは城見ヶ丘の国道オーバークロス。ただしここは八重桜のため開花の時期が若干ずれる。今日も行き掛けに




















































NO. 426
DATE 06.30
 
 一瞥したが、まだ蕾状態で却下。もう一つは新田野のサミットにある桜並木バック。こちらはこの時期第一級の名
 所だが、個人的には天地バランスが難しいのと、遠方ではあるがバックに家が写ってしまうためあまり好みではな
 い。そこで、記憶を頼りにやってきたのが城見ヶ丘駅からトンネルを抜けた先の宮森地区。確かこの付近には桜の
 木々が点在していたはず。“読み”は当たり、第一宮森踏切から大多喜方を覗くと、築堤の菜の花とバックの桜が
 いい感じであしらえそうだった。
  パッと見では35判300oがベスト。だが、そろそろバケペンのフィルムも消費したい。プロ4には67に400oを装着
 してタテ構図、ハスキーにはD5+サンニッパを載せてヨコ構図。2台を並べて青空の下まったりと列車を待つ。
  と、やや、バックに赤い消防車がやってきた。しかも切り位置の真後ろで停車し、消防隊員が降りてきて何やら作
 業を開始する。オイオイ、列車が来てしまうではないか…(汗)。が、しばし様子を見ているうちにわかってきた。どう
 もあの位置に防火水槽があり、点検をしている模様。ならば長居はしないはず。早く去れ、早く去れ!いつもは怨
 念雲にぶつける思いを全力で消防車に向ける。願いは通じた!通過5分前に赤い車体がゆっくり動き出す。やれ
 やれ。構図を確認すると、すぐに踏切が鳴る。トンネルの向こうから、何と望外の看板無しキハ28が姿を現した!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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