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423.芭石鉄路 C2型普通列車 段家湾カーブ
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2017.03.20 蜜蜂岩-菜子坝 NikonD5 AF-SNikkor85㎜F1.8G ISO400
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最終日は、朝一の普通列車を1発だけ撮って撤収することになっている。6時前に目覚めると、夜半の雨はすっ
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かり止んで明け方の空に下弦の月が輝いていた。もしやこれ、晴れてしまうのではないか!? ただ、最も東側が
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開けている段家湾でも一番列車で日が当たるかはかなり怪しい。 期待薄とは思いながら、D5に85㎜1本で朝飯
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前の一仕業に出掛けた。
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上空は澄んだ空が広がっているものの、雨上がりだけあってアングル内には朝靄がかかっていた。東の方向に
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はいまだ雲が残っており、エロ光線への期待は完全に消える。ならば適度に靄が漂うくらいの方が深山幽谷の雰
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囲気が出て良いだろう。前日、たなびく煙を画面内に入れきれなかった反省から、左多めの構図でカメラをセット。
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昼間の喧騒が嘘のような、がらんとしたお立ち台を我々だけで占拠する。 しばらくすると屋台を広げるおばちゃん
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たちがやって来て、世間話に花を咲かせながら仕込みを始めた。放し飼い?の鶏もコッコーと鳴き始める。間もな
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く、ドラフト音が山間に響いた。せわしなく刻まれる独特のリズムとともに、芭石らしからぬ煙をたなびかせてC2型
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が登場。昨日、一昨日に比べると花のボリュームが減ったとはいえ、まだまだ絵になる黄色の絨毯の間を縫うよう
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に上ってくる姿に、D5の連写全開でシャッターを切った。
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陳先生宅で朝食を摂って、四川省の奥地を後にする。大仏で有名な楽山の高速鉄道の駅まで送ってもらい、和
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諧号で成都双流空港へ。今日の四川省は普段あり得ないくらいのドバリ晴れであった。後ろ髪は引かれっ放しだっ
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たが、また次回訪れる口実ができたと考えて出国手続きを終え、成田行きのCA0459便に乗り込んだのだった。
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