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422.芭石鉄路 C2型観光列車 棚田流し
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2017.03.19 蜜蜂岩-月亮田 NikonD800 AF-SNikkor50㎜F1.8G ISO100
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午後は躍進方面へ山を下る。蜜蜂岩站がスイッチバックになっているため、黄井村側は正方向で上り勾配に挑
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むが、躍進側はテンダーファーストで坂を登る。いきおい撮り方は悩ましく、スカ煙覚悟で正面から撃つか、逆機を
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サイド気味で狙うかしか選択肢はない。そんな中、先輩達とやってきたのがこのポイント。棚田だったであろう不規
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則な階段状の耕地に一面菜の花が植えられている。足回りはやや隠れるけれど、そこは“流し”で絵にしてみよう。
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とはいえ、流し撮りは普段あまりやらないので精度にやや不安が残る。 ならば、せっかく中古とはいえ昨年購入
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したばかりで各所の動きがスムーズなジッツォを持参したのだし、三脚固定で振ってみるべし。画面上の線路の位
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置が一定になるよう角度を合わせて素振りを数回。背面モニターで画像を確認して準備は万端である。
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慌ただしい日本の日々とは対極にあるようなのんびりした時間の流れに身を任せて待つことしばし、勾配を登っ
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てくる機関車のブラスト音が聞こえてきた。 間もなく、黄色い絨毯の向こうから姿を現したC2型に照準を合わせ、
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気合いのスイング。決まった!…だが、よく見るとシンクロはバッチリなものの流れ方が甘い。想定はしていたが、
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蒸機を相手に1/30secではシャッター速度が速過ぎたようだ。設定段階でヒヨってしまったのが裏目に出た。
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夕方は再び段家湾カーブで最終の観光列車を見送り、走りの撮影は終了。蜜蜂岩の陳先生宅でビール片手に
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夕食となった。前評判では味を疑問視する声も耳にしていたが、味覚に鈍感なのか私はどんどん箸が進む。腹が
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膨れ、ほろ酔い加減になったところで信号が変わった。マッチ箱客車の普通客レが入線してくる。雰囲気は満点!
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だが、駅構内はあまりに暗い。あたふたするうち、さっさとカマを付け替えて、列車は山を下りて行ってしまった。
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