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419.芭石鉄路 C2型観光列車 段家湾カーブ
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2017.03.18 蜜蜂岩-菜子坝 NikonD5 AF-SNikkor85㎜F1.8G ISO200
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「桃源郷」そういう言葉がピタリとあてはまる光景が展開していた。眼下に広がる一面の菜の花畑の中を、現役然
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とした蒸気機関車がドラフト音も高らかに登ってくる。中国四川省の芭石鉄路は、いまや国内外ですっかりメジャー
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になったC2型蒸機の楽園である。ここが話題なり始めた2000年代初頭、関西-D.W.先輩から作品を見せてもらい
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長年行きたいリストに入れ続けていた。だが、社会人になってからは、年度末の3月にそうそう海外に行く時間など
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取れるわけがない。永遠の憧れに終わるかと思っていたところにチャンスが訪れた。高3の担任だった今年は、3月
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初旬に卒業式、国公立大の合格発表も無事終了、以後は驚くほど余裕ができた。 千載一遇とはこのことである。
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春分の日の連休に有休を1日くっつけて、D.W.先輩とお仲間のK氏・S氏に同行させていただくことにした。
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3月17日、成田発15時15分のCA926便で北京に飛ぶ。北京では僅か1時間半弱の乗り継ぎにもかかわらず、着
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陸は遅れるわ、入国審査は長蛇の列だわ、手荷物検査は厳しいわで、あわや間に合わないかというマラソン大会。
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汗だくになってCA4106便の客となり、23時10分に成都空港に到着した。ここからは、同好の士の間では有名な“蜜
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蜂岩の陳先生”にお迎えに来ていただき車で現地へ直行、深夜2時に陳先生の「ゲストハウス」に辿り着いた。
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睡眠3時間、二度寝の誘惑と戦いながら、いざ出発!菜子坝站まで約4kmの線路沿いをロケハンする。ピークを
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当てるのが難しいといわれていた菜の花は見事に満開を迎えていた。天気はイマイチだが「蜀犬日に吠ゆ」の言葉
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通り、当地ではこれが当たり前、太陽に期待してはいけない。沿線を一通りチェックしてから満を持して定番段家湾
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カーブのお立ち台へ。居並ぶ中国人観光客をかわしながら、まずは狙っていた1カットをモノにすることができた。
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