撮影日記−新作公開−




















































NO. 416
DATE 04.06
416.いすみ鉄道キハ52・28 小谷松ストレート 
2017.01.15 いすみ鉄道 小谷松−大多喜 NikonF5 AF-SNikkor300oF2.8ED RVP100
  この業界に勤める人間には正月明けの風物詩となっている大学入試センター試験。数年前なら、学生輸送の確
 保のため雪国の路線ではラッセルや特雪がこの頃を狙って運転されたものだった。今年の実施日は1月14・15日。
 関東では雪害による輸送障害とはほぼ無縁なものの、とにかく1年で一番気温が低い時期である。高3担任として
 生徒の激励・応援のために会場に立つのは、いくら哈密で耐寒訓練をしてきたとはいえ一苦労だった。
  昼前には全ての生徒を見送って家に帰着。午後半日はフリーである。天気もいいし、どこかに軽く出撃しようか。
 とはいえ、今から出掛けてそこそこ楽しめるといったら石橋界隈の「踊り子」かいすみくらいしかない。東名・小田厚
 の渋滞を警戒すると、確実なのは後者だろう。早速愛車に機材を載せて、京葉道路を東に進んだ。




















































NO. 416
DATE 04.06
 
  13時過ぎには大多喜入り。キハ28側はどうせ看板付きなので、狙うはキハ52先頭の上総中野行きである。撮り
 方は、冬枯れと低い光線を考慮すれば顔面アップの一択のみ!というわけで小谷松のストレートに三脚を立てた。
 正面が真南よりやや東に向くこの区間は、太陽が最も南を回る真冬の時期のみ午後の列車の顔に日が当たる。
 絶妙なサイド寄りのライティングでタラコ52の顔を切り取ってみよう。F5とD5を2台並べてセッティング。間もなく川
 向こうの踏切が鳴ると、朱色の1灯ライトがゆっくりと近づいてきた。
  さて、まずはXだが、返しのキハ28は打つ手に窮する。看板付きをアップで撮るのも気が進まないし、ロングで狙
 うには景色に色味がなさすぎる。 悩んだ末に、面陰りになる大多喜−城見ヶ丘の鉄橋でサイドギラリを押さえた。
 う〜ん、イマイチ!次の折り返しはもう日没コールドのはず。これ以上粘ったって仕方ない。だったらさっさと帰って
 他にやるべきことがある。撤収!帰宅後は公開されたばかりのセンター試験の問題を味わい、夕食後は今年の入
 試で最もクサいとされていた第一次世界大戦時の中東を語るネタとして、恥ずかしながらまだ観たことのなかった
 「アラビアのロレンス」をTSUTAYAで借りて鑑賞。鉄に仕事に何とも欲張りな1日であった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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