撮影日記−新作公開−




















































NO. 415
DATE 03.30
415.クモヤ145 107 試8522M 祖母島駅ホーム
2017.01.11 吾妻線 祖母島駅 NikonF5 AF-INikkor500oF4ED RVP100
  氷点下15度の哈密から戻ると休む間もなくそのまま仕事始めで、一気に現実に引き戻される。 唯一の救いは身
 体が寒さに慣れたことで、早朝の東剥離站に比べれば東京の北風など春の薫風のようなものである。この勢いな
 ら上州の空っ風だって春一番のように感じられるのでは(笑)?早速、新年最初の日曜は吾妻線に出掛けてみた。
  通い出してから3シーズン目に入る吾妻カッター。さすがに祖母島界隈の普通に撮れるアングルは一通り押さえ
 たつもりだが、1ヵ所昨シーズン終盤に来たため光線にパンチがなく再履修課題となっている場所があった。祖母
 島駅のホームからのタテ顔面。 駅からのアングルはついついホーム端に立ちたくなるものだが、緩やかにカーブ
 を描くこの駅では、中ほどから500oで狙うと僅かにサイドを効かせて切り取ることができる。顔だけパンパンで撮




















































NO. 415
DATE 03.30
 
 るよりも、この角度・この光線で影に浮かぶ姿を撃つ方がはるかにカッコイイ!
  夜明けと同時に無人の駅に到着。定番の築堤下に人がおらず一抹の不安を感じるが、高崎からの初電で三脚
 を担いだ若者が降りてきた。よしよし、運転は間違いなさそうだ。さて、立ち位置はどうしよう。バズーカを抱えて右
 往左往し、駅名標の脇にプロ4を立てる。 線路脇のリレーボックスをかわし、パンが抜けるようポールの位置を見
 ながら切り位置を決める。単行なので、列車が左に寄らないように注意。同じ要領で隣にハスキーを立て、こちら
 にはデジをセット。これで準備完了、あとは動態予測と連写で勝負である。
  7時を回ってようやく線路に朝日が差し込んだ。 みるみる上がる露出に悩むうち、遠方で踏切が鳴る。鉄橋を渡
 る音が響いた。来る!強気の露出で腹を括り、ファインダーに朝日を浴びたクモヤの姿を捉えた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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