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413.哈密三道嶺 建設型 貨物 八二カーブ俯瞰
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2016.12.31 哈密三道嶺 八二−坑口 PENTAX67TTL smcPENTAX300oF4ED RVP50(+1)
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三道嶺のある哈密は天山山脈東麓に位置し、河西回廊から続くシルクロードが天山北路と南路に分岐する交通
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の要衝である。古くから西域と呼ばれるこの地方は、北の天山、南の崑崙両山脈に挟まれた乾燥帯であり、街を外
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れるとひたすら荒涼とした景色が続く。年降水量は34o。行く前から海外鉄ちゃん諸氏には「天気だけは心配御無
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用のバリ晴れ続き」と太鼓判を押されていた。これは是非天山山脈をバックに建設型の雄姿を仕留めたい!
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しかし! 現地では初日こそ好天に恵まれたものの、2日目はモヤ晴れで夜から天気が崩れ、ついに3日目には
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雪が積もった。砂漠に貴重な銀世界は嬉しいが、上空は分厚い雲に覆われて、とてもではないが朝日に染まる赤
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天山バックなどとは言っていられなくなってしまった…。
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早朝の東剥離站でのブルーモーメントバルブを終え、 曇天の空に溜息をつきながら定番カーブの俯瞰に三脚を
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立てる。せっかくの貴重な雪景色、露出はなくとも真面目に撮るかと1本目の貨物を迎え撃つ。煙は上々でいい感
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じ。あぁ、これで日差しがあったらなぁ…。 と、念ずれば通ずというやつか、徐々に上空の雲が割れてきた。これは
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いけるのではないか!?間もなく眩しい光線が辺りを照らし始めた。よし来い!今来い!頼むから来い!一同待
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ち焦がれる中、遠方から歯切れのよいブラスト音が聞こえてきた。奇跡の三道嶺雪晴れカットである。
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