撮影日記−新作公開−




















































NO. 408
DATE 01.28
408.115系 諏訪峡大橋俯瞰
2016.11.16 上越線 水上−上牧 PENTAX67 smcPENTAX90oF2.8 RVP50(+1)
  11月も半ばになれば、紅葉前線はだいぶ南に進んでくるはずだ。勘と期待を頼りに次の休みも高崎エリアを目指
 す。朝一は、冬場の霜取りカッターで通った吾妻線の祖母島付近へ。しかし、4連の置換えが急速に進行している
 という情報通り、 これまでクモヤと併せて撮影していた7時台の列車は味もそっけもないステンレスボディの211系
 に取って代わられていた。8時前の下りの3連がようやく湘南色。 当たり前の被写体を撮るのにも苦労が伴う時代
 になったものである。次の上り3連まで粘って、今度は上越線の棚下鉄橋俯瞰に転戦。前回も悪くない条件で頂戴
 したが、木々はさらに色付いている。恐らく今日が一番の見頃だろう。時間帯もよく、2時間弱で上下3本の115系を
 押さえて、いよいよ懸案だった諏訪峡に歩を進めることにした。




















































NO. 408
DATE 01.28
 
  普段からミーハーなネタに無縁なもので、水上付近を撮影で訪れるのは実に8年前のEF55の最後の頃以来。記
 憶を辿りながら諏訪峡大橋にやって来た。平日だけあって、同業者は僅か数名。とはいえ、こんな何もない普通の
 日に数名鉄ちゃんがいるという事実が115系最終章を物語っている。ポールのスパンが短いだけに、切り位置と構
 図のバランスを考えながら慎重に立ち位置を決めた。
  90oを付けた67と50oを付けたD800をタテ位置で、さらにもう一本三脚を立て75oを装着した67TTLをヨコ位置
 でセットする。たかが115系、されど115系。ささやかな国鉄の残像に気合の3丁切り体制である。間もなく上牧発車
 の時刻。3本のレリーズに器用に指をかけてタイミングを計る。「来た!」渓谷にモーター音を響かせて現れた3連
 の湘南色に、ベストなタイミングでシャッターを切った。
  気分上々で最後は午後の6連運用に挑む。しかし、秋の日は釣瓶落とし。3時前後で各アングルはどこもお天道
 様が営業を終了し、色っぽい光線の6両編成は来年2月に持ち越しとなったのだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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