|
|
|
|
404.583系TDL臨 高岳山俯瞰
|
|
|
|
2016.09.04 奥羽本線 八郎潟−鯉川 PENTAX67TTL smcPENTAX300oF4ED RVP50(+1)
|
|
身体に堪える終夜運転の末、8時前に八郎潟の山の麓に到着。北上までの岩手側と違って空は快晴、一点の曇
|
|
りもない。もう1組の鉄ちゃんたちも同じ発想のようで、数名が装備を固めて登山道に吸い込まれてゆく。私も必要
|
|
機材をザックに移して九十九折れの道にアタックを開始した。ところが、つい昨年の夏に登ったばかりの道なのに、
|
|
途中でルートを見失ってしまった。見る間に目の前は背丈ほどの草木に阻まれる。 先行しているパーティも同じよ
|
|
うで、数m上からも急斜面にもがく声が響く。でも立ち位置まではあと少し、気合で突破するしかない。 三脚に絡ま
|
|
る弦や枝と格闘しながら、先客たちの後を追うように、何とか定番の登山道に辿り着いた。
|
|
眼下に広がる広大な田園地帯は、想像以上に色づきが進んでいた。例年9月初旬ではまだまだ稲穂は夏の青さ
|
|
を残しているが、今年はすでに秋の風情。ベストは来週かと踏んでいたが、天気優先で今週頑張っておいた甲斐が
|
|
あった。刈り取り前、休耕田なしの見事な絨毯と、調整池から日本海へと続く雄大な景色は、この時期奥羽本線随
|
|
一の絶景と言っても過言ではない。 真横で寒風山を配して切り取るのもよいが、個人的には奥行きのある斜め構
|
|
図が好みである。待つこと数十分、遠方から青い寝台特急電車がゆっくりと姿を現した。ちなみに、帰りは登山道
|
|
を道なりに進んであっさり下山。往路は曲がり角を一つ見落としただけで飛んでもない苦労を強いられたのだった。
|
|
|