撮影日記−新作公開−




















































NO. 401
DATE 11.16
401.SBB Re420 臨客回送 ルガーノ湖畔
2016.08.17 Gotthard Bahn Lugano−Capolago NikonD5 AF-SNikkor35oF1.8 ISO200
  撮影3日目の朝もヴァッセンは微妙な天気。スマホのピンポイント予報と空模様を見比べつつ、パンとチーズの
 朝食を摂りながら作戦会議である。行動指針としてはK氏・みん☆みん氏ともに「晴れで撮らなきゃ意味がない!」
 寸分のブレもなく意見が一致し、今日も南へ逃げることにした。
  しかし、今日は昨日以上に雲行きが怪しい。ゴッタルドトンネルを抜けても、昨日のジョルニコループの付近に来
 てもまだ晴れゾーンは見えて来ない。ようやく青空優勢になったのはイタリアとの国境も近いルガーノ付近に来て
 からだった。ヨーロッパの鉄道撮影に精通するK氏は、「この付近だと湖バックのアウトカーブアングルがある」とル
 ガーノ湖畔の撮影地に車を進める。幹線道路沿いのガソリンスタンドのすぐ脇に件のポイントはあった。
  大糸線の木崎湖付近を思わせるような、湖に沿って走る線路。道路脇にハイアングルでジッツォを立て、D5に35
 oで構図を決める。 が、やって来るのは時間1本のミラノに抜けるECと短編成の近郊シャトル電車S-Bahnのみ。
 肝心の機関車は全く現れる気配すらない。時間の読めない貨物は仕方ないとして、日中1本だけ設定されている
 キアッソ行きのIRまで来ないのはどういうことか?あらためて時刻表を取り出し、眼を皿のようにして見て驚いた。
 何と、この区間唯一の昼のIRは運転日指定の季節臨、日本でいうと列番8000番台の列車なのだった。どおりで気
 配すらないわけである。といっても他に移動のアテはない。いつ来るとも知れぬ貨物に期待して列車を待った。
  サイドの光線も薄くなり、撤退を考え始めたその時だった。直線の向こうに赤い機関車が登場!背後には怪しげ
 な紫の客車を従えている。臨客か?回送か?何はともあれ、今日も1枚、Re420の雄姿を押さえることができた。





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